巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

思想・宗教

戦後漫画史と景気の関係その1

ども漫画家であったりもする巨椋修(おぐらおさむ)です。 歌は世につれ世は歌につれという言葉がある。それは漫画というものにも当てはまるのではないだろうか? と、思ったので調べてみました。 (ま、上武大学の田中秀臣教授の『AKBの経済学』を読んだ…

ちょっと意外な仏教用語

日本人の多くが信仰している宗教が仏教である。仏教は日本人にとってあまりにも身近すぎて、かえって知られていないことも多い。日常会話で使われている言葉で、その発祥が仏教用語だったなんてことがたくさんあるのだ。中にはちょっと意外でおもしろいもの…

噂におびえるのが大好きな人たち

以前から興味がある人たちに【噂におびえるのが大好きな人たち】というのがある。どんな人たちかというと、デマ、流言飛語、噂、陰謀論、都市伝説などなどを積極的に信じてしまう人たちのことだ。 これら【デマ、流言飛語、噂、陰謀論、都市伝説】を信じてし…

鬼と悪魔の違いは何か?

いわゆる西洋の悪魔と日本の鬼にどのような差があるのだろうか?どちらも人々に恐怖を与える存在である。鬼を英語にするとデビルでありデビルを日本語訳すると悪魔となる。どちらも地獄に堕ちた人間どもを、いたぶることをしている。しかし、地獄の鬼と悪魔…

自分とは心なのではないでしょうか?

自分とは何かと考えたとき、それは「意識」とか「心」とかいうものなんだろうと思う。 個人というものは、皮膚に閉じ込められた肉体と、頭蓋骨に遮蔽された脳でできていて、個人の快や不快は直接他人には伝わらない。 自分の腕や足は自分の一部であって、ち…

その正義を疑え!

正義というものを疑うようにしている。 その正義は本当に“正しい”のか? と…… フェイスブックに友人があげていた日本新聞協会広告委員会の最優秀賞。タイトルは「めでたし、めでたし?」だそうな。 ぼくの好きな漫画に石川賢さんの『桃太郎地獄変』というの…

吾輩は革新派である!

ただいま参院選まっただ中である。吾輩自身、まだどの人どの党に入れるかは決めていない。ただ、個人的に言えば、吾輩は革新派なので、革新してくれそうな人とか党に入れようとは思っている。 例えば、TPP。 吾輩は革新派であるから、当然TPP賛成である。 例…

本当に日本の性は乱れているのか?

ちょっとした好奇心なのだが、よく「最近の性は乱れている」なんていうじゃありませんか。本当だろうか・・・? と、疑問に思ってしまったのでありますよ。で、調べてみました。 まず日米10代のSEX体験率の比較図をみてみましょう。 引用;http://www2.ttc…

オカルト陰謀論こそ最強である!

小学生時代からSF好きである。 また、ユリ・ゲラーや「後ろの百太郎」「恐怖新聞」など、第一次オカルトブーム直撃世代としては、当然オカルト好きでもある。好きが高じて、あの「ビートたけしの(秘)Xファイル」に出演させていただいたことがあるくらい…

50年前の少年雑誌に出ていた終末論

日本では、1950〜1970年代の少年向け雑誌に掲載されていた「未来予想図」に、いろいろな地球の終末や人類滅亡の記事が出ているそうな。カラパイヤ『半世紀前の日本の子供向け雑誌に掲載されていた「恐怖!地球の7大終末」』より 19世紀末にも、ヨーロッパで…

日本人の8人に1人が2012年に人類滅亡を信じているらしい

調査会社のイプソス社が、「生きているうちに世界の終わりが来ると思うか」という調査を世界21カ国1万6262人を対象に行ったという。 それによると世界全体では約15%の人が、生きているうちに世界の終わりが来ると思っているらしい。 いわゆるマヤ暦の「2012…

運命はあるんじゃないかと思いはじめている

うん‐めい【運命】人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によってめぐってくる幸、不幸のめぐりあわせ。 しゅく‐めい【宿命】生まれる前の世から定まっている人間の運命。 −大辞泉より− 最近、運命や宿命というものがあるんじゃないかと…

人生とは記憶のことではないだろうか?

●歴史とは記憶と記録である歴史とは記憶と記録であるという。現代において、ナポレオンという人物と会った人はいないが、ナポレオンという人がいたということを疑う人はまずいないだろう。それは記録に残っているからだ。しかしその一方で、自分の曾おじいち…

生命を食べるということ

前回「動物を飼うということ」という記事を書いた。動物を飼うということは、その動物を飼うことによって、何らかの利益を得ることである。・愛したいという心や、動物から癒されたいという気持ち。 ・動物を飼うことで狩猟や番犬として役立たせる。 ・馬を…

神は死んだ……のか?

紀元前5世紀ごろ 釈迦は全能の神や霊界などを否定したとされる。(解釈にもよれば、そのことは語らずという解釈もある) 1883年 ニーチェ著『ツァラトゥストラはかく語りき』よれば 「神は死んだ 神は人間の妄想であり作品であった。 神は死んだ。人間の自我…

エロスとは死の世界をさまようことなのだ!

ぼくは食文化について興味がある。 食とは、決して生命活動を維持する【ためだけ】にする行為ではないのだ。 それと同じことが性行為にも言える。 性行為とは、必ずしも生殖のためだけあるものではない。 むしろ、同性愛とかソーニューをしないSMに、通は…

怪奇現象

08年オリコン調査によると、幽霊を見たことがある人9.8%。 心霊体験がある人19.7%。 幽霊・幽界があると思う人62・8%。 つまり10人にひとりは幽霊をみているという結果になり 20人に1人は心霊体験があるそうな。 別の調査によると、心霊体験の約6割は【金…

この1年、日本人の悪意と良心

東日本大震災から今日で1年である。1年前の大震災では、日本人の良心とコンプレックスが表に出たと思っている。良心は日本人の助け合い精神であり、文字通りの「絆」であったろう。悪意やコンプレックスは、震災時のデマを見るとよく分かる。ぼくは震災直後…

ジャンヌダルクはなぜ死んだ

15世紀のフランスにジャンヌダルクという女性がいました。 13歳で大天使ミカエルの「フランスを救え」という天声を聞き 17歳で、イングランド軍に包囲されたオルレアンの町を救い 19歳で味方のフランス軍に裏切られ、敵のイングランド軍に捕まり処刑された。…

エセ正義の味方たちの主張2

以前、『エセ正義の味方たちの主張』というのを書いた。これから書くことは、そのパート2で思っていただいてよろしい。いろいろな事を考えたり、発言したりするのは自由なので、それぞれの意見はあっていいと思うが、ぼくは【他者を貶めたり誹謗中傷する人】…

エセ正義の味方たちの主張

いつの世にも「エセ正義の味方」は絶えない。彼らは、多くの場合、自らの欲求不満やストレスを、正義の名を借りて発散させようとする。その多くは、心理的・精神的に。神経症的なゆがみや不満、コンプレックスを持ち、他者を正義のを名を借りて攻撃する。例…

死後の世界と宗教と

世界のどの宗教でも、死の世界だの闇の世界を描いているものです。 例え教祖が、そのような考えを持たなくても、弟子から弟子に伝わることによって、死や闇の世界と密接に繋がってきます。 そしてどうやら、死の世界というのは、生きている人間にとって一種…

井上円了の妖怪学

井上円了という明治の学者がいる。東洋大学の創設者であり教育者であった。円了は「お化け博士」「妖怪博士」などと異名をとった人なのだが、いわゆる「オカルト好き」というよりも、むしろ」世の中の摩訶不思議を研究、解決することによって科学の発展を図…

予知夢を科学する

世の中には「虫の知らせ」や「予知夢」なるものがあります。「この前、友達が夢の中に出てきたんだけど、なんと次の日に死んじゃったんだよね」という例の奴ですね。 世の中には面白い人がいて、人はどれくらいの確立でこのような「予知夢」を見るのかを計算…

すべての出来事は必然か?

スピリチュアル論を唱える方の中でよく「この世に偶然などは無い、全ての出来事は必然である」と言う方がおります。なんでもそう主張する人がいうには「どのような不幸があろうとそれは必然なのです。例えば親に虐待される子どもは、天界にいるときに、地上…

超常現象は弱者救済のシステムである

ちょうど95年にオウム真理教の平田信が、自宅を爆破した宗教学者島田裕己の著書を読んでいたとき、平田信が出頭してきたので、いささか驚いた。 オウム真理教が注目を集めていた時代、それは平成という時代に入ったときなのだが、日本においても世界において…

スピリチュアルと心の闇

「スピリチュアル」とは「心霊」や「精神」という意味であり、その反語として「フィジカル」、つまり「肉体」という語が当てられる。 一般にスピリチュアルというものには、科学的とはいえない霊的ヒーリングや、除霊や浄霊といったもの、占いなどもその範囲…

オカルトは疑うことが正しい

ほんの数日前に、「オカルトという救い」という記事を書いた。オカルトは宗教の周辺事態である。うまく活用すれば人は救われる。しかしただ盲信すれば破滅にいたる場合もある。たとえば最近裁判が終わったオウム真理教事件。実行犯は実行犯や教団幹部は驚く…

オカルトという救い

●宗教の極意は盲信である最近、「オカルトというのは人間にとって救いであるのではないか?」と考えている。 オカルトの意味や解釈は人それぞれであろうが、オカルトというのはある意味宗教の一種であろう。 宗教、もしくは宗教に近いとすれば、オカルトは「…

どうやって死ぬか?

いま“臨死体験”だの“死後の世界”だのの書籍を読みまくっているのです。 そのせいというわけでもないのでしょうが、いざ、自分が死ぬということき、どういう死に方を選ぶかということを書こうかなと思っているのです。 例えば、自分に寿命がきたとしますよね…