東日本大震災から今日で1年である。
1年前の大震災では、日本人の良心とコンプレックスが表に出たと思っている。
良心は日本人の助け合い精神であり、文字通りの「絆」であったろう。
悪意やコンプレックスは、震災時のデマを見るとよく分かる。
ぼくは震災直後からデマに注目していて、リアルライブの記事にも書いた。ちょっと見てみよう。
デマというのは、一種心の闇や不安感、コンプレックスが浮き彫りになるところがある。
ツイッターで以下の記事をみつけた。
・震災一年を迎えて、この一年で出回ったデマをまとめてみました
ここには社民党の辻元氏へのデマ攻撃や、政府与党である民主党へのデマ攻撃、韓国や中国といった国の人への民族差別攻撃などが語られている。
いわゆるネトウヨという人たちがつぶやいているのかも知れないが・・・
このようなデマを流した人は、少なくとも愛国者や保守いった人ではあるまい。
むしろ、日本国を辱める行為であるとぼくは思う。
それぞれに政治や思想があっていいし、好き嫌いがあっていい。
どこかの国や民族に好き嫌いがあっていい。
相手がひどいことをやっているから仕返しだという人もいるが、仮にだれかが卑怯・卑劣な振る舞いをしたからこちらもやっていいというものではない。
もし本当に本物のプライドがあればしないだろう。
そしてこのようなデマによって混乱するのは被災地なのだ。
恥ずかしいことだと思う。
巨椋修(おぐらおさむ)拝