巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

エロスとは死の世界をさまようことなのだ!


ぼくは食文化について興味がある。

食とは、決して生命活動を維持する【ためだけ】にする行為ではないのだ。


それと同じことが性行為にも言える。

性行為とは、必ずしも生殖のためだけあるものではない。

むしろ、同性愛とかソーニューをしないSMに、通は燃えるらしい。

わたしはそれほどの性的冒険者ではないので、そこまではいかないが、生殖目的以外の性行為の方が、生殖を目的の性行為よりも、より一層、あるいは破格に、エロティシズムをかもし出すらしい。


どうやら、究極のエロスとは、限りなく深い宗教体験に近いものであるらしいのだ。


つまり、日本語では性的絶頂期に「イクイク」というではないか。

これは「逝く逝く」という、あの世に逝くという意味があるらしい。

英語では「カムカム」である。

これは、天使がお迎えに「来る来る」ということを表しているのだ。

また、英語の「エクスタシー」とは、「天国にいく」という意味だし

ドイツ語の「オルガスムス」は「小さな死」という意味があるのだ。


どれも、死の世界の境界線を遊ぶがごとく浮遊する感覚を表しているのだ。


ちなみに、生贄の役として天国に送られるのは、女が多く

送る側の僧侶や神官の役になるのは、男が多いようだ。

だからこそ、男はおかしな道具を使用してまで、女を逝かそうとするのである。


実は、ある編集者さんから、そういった「性愛」に関する本が、資料として送られてきたのである。


どうやら、もしかしたら、次に書くのはこういった「性愛」をテーマにしたものであるという暗示かも知れないのだ。

ぼくは中学男子なみに書物の知識しかないのだが、もしこの文を読んで、あえて

「アタイが生贄になってあげるわよ!」

という人がいたら、連絡をください。

もう素っ裸でどーんと!

赤裸々淫らにどどーんと!

そして一緒に、エロス的生死の境界線をさまよおうではありますんか!

さあどーんときたれ!!