スピリチュアル論を唱える方の中でよく「この世に偶然などは無い、全ての出来事は必然である」と言う方がおります。
なんでもそう主張する人がいうには
「どのような不幸があろうとそれは必然なのです。例えば親に虐待される子どもは、天界にいるときに、地上で修行するため、わざわざその親を選んで生まれてくるのです」
というのです。
つまり、どんなに酷い親が生まれたとしても、選んだのは本人だから、本人のせい。
と、いうことです。
もって生まれた病気も本人が選んでなったわけですから、本人のせいとなります。
十数人の不良にレイプされたあげく殺された女の子かいたとしても、すべての出来事は必然ですので、起こるべくして起こったことであり、その人生は本人が選んだわけです。
もちろん、東日本大震災で亡くなった多くの人々も、すべては必然なわけですから、それは必然であったということになります。
これらのことに関して、個人的感想を顔文字で現せばこうなります。(〒_〒)
そういえば、震災の後、こんなブログを書きました。
スピリチュアルがダメなんてことはありません。
それで勇気づけられたり、元気づけられたりするとしたら素晴らしいことだと思います。
すべての出来事が必然であるかどうかは、わかりません。
そうであるかも知れないし、そうではないのかも知れません。
ただ、そのスピリチュアルとか言う前に、言葉の使い方とか、もうちょっと想像力とか思いやりとかを持っていただきたいものだなあと思うばかりです。
巨椋修(おぐらおさむ)拝