巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

長生きって本当にいいことなの? 介護なく60代や70歳くらいで死ぬのがいいのかも?

 

ぼくはいま現在の時点で62歳なんだけど、この年齢になると友だちたちに、親の介護で苦労している人がボチボチと出てくるんだ。


60代の親っていうと、80代90代くらいだけど、中には40代50代の頃から親の介護をしている人がたくさんいるらしい。


でね、介護されている親たちも10年前20年前は、自分が我が子に介護されるなんて思っていなかったんじゃないだろうか?


自分の子どもにさ、お風呂に入れてもらって、シモの世話までしてもらうなんて思っていなかったんじゃないだろうか?

 

 

終戦直後あたりの平均寿命って50歳くらいなんだよね。

 



まあ昔は乳幼児がたくさん死んだから、現代と比べるのは違うのかもしれないけど、15歳くらいまで生き残った人でも、だいたい60代で死んだ。それが寿命だったんだね。



むかしの文献とか当たってみると、高齢者とかおじいさんおばあさんって言われるのは50代くらいなんだよ。

 


国民年金ができたのが、昭和36年(1961)、受けられるのは65歳から。

 


さて昭和36年(1961)の平均寿命は何歳でしょう? 

 

 

 

これが男66.03歳 、女70.79歳、男に関しては年金がもらえるよ~ってなって、わずか1年後に死んじゃうんだ(笑) ちなみに当時の定年って55歳。

ぼくは国民年金ってすごくいい制度だと思うけど、政府は死ぬ直前になってやっと年金を渡したわけだ(笑)

 

 

まあそれはいいとして、寿命伸びたいまでも人は、60代70代で頭がボケていないくらいのときに、ポックリ逝くのが自分にとっても家族や社会にとってもいいんじゃないだろうか?

 

国立社会保障・人口問題研究所の2017年の調査によるとだ。

 

「長生きすることは良いことだ」と回答した人は全体で24.3%、「ややそう思う」と回答した人は43.6%で、合わせても67.9%にとどまっているそうな。

 

まあぼくもさ、もう60代なわけで、でも寝たきりや介護してもらってまで、生きたくないなあなんて思ってます。