現代社会において、動物性脂肪というのは、悪役になってしまっているみたいです。
いわく、動物性脂肪はコレステロールを上げる。
いわく、動物性脂肪は肥満の原因。
いわく、脳卒中の原因になる。
などなど、ロクな言われ方をしません。
しかし、一方でこんなデータがあります。
古いデータですが、アメリカでは1909年から1976年にアメリカ人の、平均寿命が40%伸びた。
同時にこの期間、アメリカ人の肉の消費量が35%伸びたそうな。
日本だと1955年の、食肉消費量は、年間1人1.2キロ。
平均寿命は、男63.60歳、女67.75歳。
2002年の、食肉消費量は、年間1人6.4キロ。
平均寿命は、男78.4歳、女85.3歳。
もちろん、食肉の増量だけが寿命を延ばしたと、単純に言い切ることはできません。
アメリカは日本より数倍から10倍もの肉を消費するそうですが、平均寿命は、日本の方が4歳ばかり長生きですしね。
過去における日本人の平均身長ですが、これは諸説あるのですが、弥生時代から戦国時代くらいが大きくて、男は160センチ以上あったそうな。
江戸時代には小さくなって、江戸時代男性155〜157センチ、女性143〜145センチくらい。
もっとも小さかったのが幕末期だそうです。
明治時代初期で、男158センチという記録もあります。
これも、一説によれば、江戸時代は獣肉をあまり食べなかったため、たんぱく質不足であったためではないかと言われています。
ああ……、本当は肉食ダイエットについて書くつもりだったのに……(苦笑)
巨椋修(おぐらおさむ)拝