巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

同性愛者はなぜ差別されるようになったのか?

同性愛者はなぜ差別されるのかを調べてみた。
 
まず生物学的に差別の理由はない。同性愛は石器時代からあり、動物の同性愛は多い。キリンの9割のカップルは雄同士だ。
 
サル、ウシ、ゾウなど多くの動物に同性愛は見られる。
 
子孫を残さないということもない。
 
同性愛者でも異性と結婚したりSEXをして子どもを作る場合は多い。むしろ昔はそれが普通であった。つまり社会的に不都合はない。
 
 戦前以前の日本、昔のイスラム社会、古代中国や古代ギリシャでも普通のことだった。
 
でななぜ現在、同性愛者やLGBTはバッシングを受けるのか?
 
 
一つは社会的教育である。
 
戦後のアメリカ式民主教育から同性愛=ヘンタイというイメージができたようなのだ。
 
アメリカ式民主教育は、キリスト教的民主教育といっていい。
 
クリスチャンは、同性愛に厳しい。聖書に同性愛は忌むべきものと書かれているからだ。
 
ちなみに日本では欧米の批判を怖れた明治政府が明治5年に「鶏姦(けいかん)罪」(アナルセックスのこと。つまり男性同性愛)を発布したが、明治13年にこの罪は消滅している。
 
理由はあまりにも同性愛が当たり前でやめる人などいなかったからだ。
 
太平洋戦争後、日本人はアメリカに支配され思想まで替えられたため、その後同性愛=ヘンタイ、忌むべき差別の対象となったようなのだ。
 
それともう一つ。ヒトは自分たちの仲間ではないと認識したとき強烈は差別意識が生まれる。
 
これもその人が生まれ育った社会的教育の結果なのだが、同性愛をバッシングしているヒトは、「彼らは我々の仲間ではない。=バッシングしてもいいのだ」と、考えているためらしい。
 
そろそろそういう思想から離れてもいいのではないだろうか?