巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

痛みは幽霊に似ている

痛みというのは幽霊に似ている。


痛い痛いといっても、関係ない人にはその人の痛みを知ることはできない。


幽霊がいるといっても、見えない人にはその幽霊は見えない。


痛みも幽霊も物質ではなく、見ることも写真におさめることができない。


痛みも幽霊も数値化することができない。


痛みを数値化したり、顕微鏡を使っても見ることができないからといって、痛みが存在しないわけではない。


痛がる人が「この世のものではない痛さ」と表現したとして、「そんなものは存在しない」と誰がいえようか。


例え、数値や目に見えなくても、他人に感じることができなくても、痛みは確実に存在するのだ。




日本画家 松井冬子さんの絵。この人は、痛みを絵にすることができる人かも知れない。



松井さんはこんな人。すごい美人だけど、ご本人はそういわれるのは嫌かもしれないなあ・・・