巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

脳内幽霊


こんな記事を書いてみた。

『タレント霊能力者・超能力者の犯罪史』
http://npn.co.jp/article/detail/83126898/

ぼくはこれまで、本物の超能力者、霊能力者という人にあったことがない。

いや・・・、その前に本物の超能力とか本物の霊能力とは何かを定義せねばなるまい。

この稿における場合【本物の超能力や霊能力とは、手品、インチキ、勘違い、思い込み、嘘ではないもの。尚、脳内幽霊ははぶく】とでもしておこうか。

なぜ脳内幽霊をはぶくのか?

脳内幽霊は、一種の幻覚、幻視、幻聴、幻想であるかも知れない。

10人の人がある空間を見て何も見えないのに、一人だけ幽霊が見えるとすると、それは本当に幽霊なのか、あるいは幻覚であるのかを判断することは不可能に近い。

複数人が見たとしても、それは本当に幽霊がいるのか、共同幻想、集団催眠状態であるのかを判断するのは不可能に近いのだ。

よく「この目で見たのだから間違いない!」とか逆に「この目で見ないものは信じない」

と、言い切る人がいるが、残念ながら両方ともとても騙されやすい人であろう。

人間の視覚も記憶も簡単に間違うし、肉眼で見えないが実在しているものなの無数にあるというの誰が考えてもわかるだろう。

そういうなんとも証明しがたいものだから、幽霊論議は果てしなく続く。

しかしどうにも幽霊を否定するほうが論理的ではある。

ところがどんなに論理的に語っても、脳内幽霊を見る人は確実にいる。

それが幻覚であったとしてもその人は確実に見ているし、本気で恐怖に怯える人もいる。

その人が嘘を言っていない限り、他の人には見えていなくてもその人には見えているのだ。

客観的事実と主観的事実は、必ずしも一緒じゃないということだ。

ただ……、困ったことに超能力者や霊能力者を自称する人には、嘘つきや詐欺師まがいの人が多くいるのも事実だったりするのある。