巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

ポルノ規制と強姦件数

ちょっと用があって調べてみたのだけどね。

2000年の国連調査によると、日本は国際的にレイプ(強姦)がかなり少ない国であるらしい。

日本人が治安がいいと思っているオーストラリアは日本にくらべて55倍。

やはり治安がいいといわれているカナダは44倍。

やはり治安がいいと思われているスウェーデン14倍。

やはり治安がいいと思われている韓国は7倍も多い。


ちなみに、国際的に見てポルノ規制をした国はそのあと強姦事件が、ポンと跳ね上がる傾向にあるらしい。

イギリスではこうなってる↓


日本ではどうかというと、こういうことらしい↓


小さなお子さんをお持ちで心配な方へ↓

※引用 http://www42.tok2.com/home/seekseek/53.html#Rape-toukei



実のところ日本では年々、強姦や強制わいせつ事件は減っている。理由は多々あるが、その一つに、日本のポルノ規制のゆるさがあるようにも思えるのだ。


20年前ではエロ本のアンダーヘアーは、まったくご禁制であったが、いまやアンダーヘアーなど人気女優のヌード写真集でも見られるくらいだ。

エロ本は専門店ではなくコンビニで買える。

ネットで無料で落ちている。

出版社の人に聞くと、ネットのエロマンガを多く買っているのはむしろ女性たちだという。大人のおもちゃも、女性たちが積極的に購入しているという。


だが、エロ本もエロDVDもかなり減っていて犯罪学者の河合幹夫教授によると

コンビニの成人コーナーができたことで、エロ本が身近にまで蔓延ってきたと感じる女性が多くいると推察するが、棲家の山を追われた熊が里に出没しているのに似た状況である。実は、エロ本もアダルトDVDも「絶滅の危機」にある。
http://kawaimikio.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-0b20.html

ということらしい。


ということは、このままエロ産業が壊滅状態になると、また強姦やわいせつ事件が増えることになるのかもしれない。

(ま、エロ産業は絶対無くならないと思うけどね)


それにしても……

ポルノを規制すれば強姦が増えるというのは、なんとも皮肉な話しではあるな。



巨椋修(おぐらおさむ)拝