巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

手書きとワープロとインターネット


ぼくが最初に小説を書き出したのは95〜96年くらいのとき。

最初は「コクヨ」の400字詰め原稿用紙で書いてました。

悪筆のぼくの字を活字に起こしてくれた編集者さんは大変苦労したことだと思います。

それからしばらくして、たぶん97年〜98年くらいから、友人が富士通系列の会社に勤めていたので、中古のワープロ「書院」ってのをもらって、ワープロで書くようになりました。

当時は、印字リボンとかワープロ用の感光用紙みたいなので書いてたなあ。

ローマ字変換とか日本語変換で、ローマ字って馴染んでないし、日本語変換の方がいいと思っていたのですが、友達にキーボードの指の置き方とかから習ってローマ字変換にしたという思い出あるなあ。

パソコンを買ったのは99年くらいでしょうか? 

友達の編集者が、

「インターネットってのは、百科事典とかあらゆる辞典を持っているのと一緒だから」

という言葉で、その編集者に秋葉原までついてきてもらって、型落ちのパソコンを買ったのが最初。

当時15万円くらいしたものを買いましたね。

それでも超安いものだったのですが、思えば当時から極貧だったのによく買えたものです。

当時は立ち上がるまでに時間はかかるわ、ネットにつなぐと「ピ〜ガ〜」とかいう音がして、料金も電話の通話料と同じで3分10円だったように思います。

ユーチューブなどの動画を観るようになったのは、2006年〜2007年くらいからだったでしょうか?

そしていま……

パソコンがないと何もできない自分がいるということを、ときどき思い知らされます。

ペンと紙さえあれば、表現ができたはずの小説家や漫画家が……

便利さを求めた結果

なんとも不自由になってしまったことよ……