巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)が適当に書いているブログ。

ぼくが映画とかかわるようになったわけ


 ぼくは子どもの頃から、芸能界にほとんど関心がなく、国民的アイドルだった松田聖子さんがデビューして3年くらいまで、同じ時代の他のアイドルと区別がつかなかったくらい芸能界というものに関心がなく、まさか自分が映画にかかわったり、ましてアイドル映画の監督をするなんて夢にも思わなかった。

 映画とのかかわりの最初は、95年に作られた大森一樹監督作品『大失恋』という映画で、萩原聖人さん演じる似顔絵かきが描いている似顔絵を、ぼくが描いたことからであった。



 そのキッカケは、たまたま行った飲み屋に松竹映画の助監督が隣にいたことによる。

 その飲み屋は、俳優の中野 英雄さんのお店でご本人もいらっしゃっりお話しなどさせていただいた。



中野英雄さん)


 その助監督と友達になり、ぼくが漫画やイラストをなりわいにしていると知った助監督さんの紹介で、映画『大失恋』の似顔絵を描いたのが最初。

 その2年後、ぼくは小説『新版 丹下左膳』を書き下ろすことになる。

 この小説はいろいろと話題になり、雑誌等でも取り上げていただいたり、『ドン松五郎の生活』で西村知美さんを見出したり、松山ケンイチさん初主演映画『ウィニングパス』を撮った中田新一監督や、カンヌ国際映画祭で2度のグランプリを受賞した日本を代表する映画監督の一人である映画監督の今村昌平監督、他の映画製作会社から、映画化のオファーが来たりした。



 しかし当時は時代劇冬の時代。ついに映画化されることはなかっただが、ぼくはこの件から中田新一監督と仲良くなり、やがて少しずつ映画関係者と知り合っていくことになる。

 ちなみに映画とは関係ないが。『新版丹下左膳』を読んだ落語家の林家木久扇(当時は木久蔵)師匠が会いたいといってお会いしたりしたこともある。木久蔵師匠が人気テレビ番組の『笑点』で「ぼくの友人の巨椋修(おぐらおさむ)さんがこんな作品を〜」と紹介していただいた直後、友人たちから電話が鳴りまくったりしたのである。
(テレビってすごい)



林家木久扇師匠)


 映画監督や俳優さんたちと付き合うようになってくると、ちょっと自分でもやりたくなってくる。

 不登校を取材した本を書いていたぼくは、この不登校問題をテーマにした映画を撮ろうと思いつく。

 そして自主映画として撮ったのが『不登校の真実』であった。

 主演はぼくが主宰する格闘技道場にたまたま通っていた俳優であり声優の西凜太朗さん。



 そして西さんと付き合っていた80年代アイドルの仁藤優子さんにも出演をお願いした。



 魔訶にして不思議なことに、この映画は自主映画にしては話題となり、全国放送のワイドショーやNHK、全国紙の新聞などで取り上げられ、その後ほとんどの都道府県で上映されたのであります。




 その後も年に数回、十数年に渡って、日本のどこかで上映されるという作品になったのである。

 おそらく自主映画でこんな映画は初めてなんじゃないだろうか?

 そして昨年、この映画はDVD化され、全国のTSUTAYAにならぶことになる。
(ただし、なぜか手違いで18R指定になっているお店もある。なぜだ?)



 そしていま、ぼくは昔は夢にも思わなかったアイドル映画の監督をしている。


 人生、何があるか、どうなるかなんてわからない。



巨椋修(おぐらおさむ)拝