巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

世の中は少しずつ良くなっている

●世の中は少しずつ良くなっている

 どうもこんにちは、おぐらおさむです。

 

 多くの人は、世の中はどんどん悪くなっていると思っている人がたくさんいるようです。通り魔事件とかおこると「物騒な世の中になったもんだ」と嘆いてみたり、もうすぐ人類は滅亡するとかね。

 

 でもぼくはそうは思っていないんですよ。

 

 逆に世の中は少しずつ良くなっているんじゃないかって思っているんです。

 

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自画像(笑)

 

●良くなっていると思うその根拠

 ぼくが世の中が少しずつ良くなっていると思っているのは、そうですね、例えば日本だと年々刑法犯罪が少なくなってきているのですよ。

 いまや戦後最低を年々更新しているのです。

 

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https://www.sankei.com/affairs/news/180119/afr1801190003-n1.html より引用

 平成14年(2002年)あたりが刑法犯のピークなんですが、これは重大犯罪ではなく万引きとか自転車泥棒で、警察と市民がそういった犯罪を起こらないようにすることで減っていったそうなんです。

 また、暗数(実際の数値と統計数値の誤差)が比較的少ない殺人などでも年々減少しているのが事実。

 戦後、殺人被害者(つまり殺された人ね)最も多かったのが1955年で2119人、その後年々減って2018年では362人と激減しているわけです。

 

 日本の問題であった自殺もここ10年ぐらい減少し続けているのが事実。

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他殺も自殺も減っている現実



 

 世界に目を向けても、先進国でも年々犯罪が減少しています。

 

 また20世紀は世界的な戦争の世紀でしたが、21世紀になると【紛争】はあっても【戦争】は起こっていません。

 

 ナショナルジオグラフィックによると世界的な飢餓も年々減っているようです。

 

 これらのことから、ぼくは世の中は少しずつ良くなっていると思っているのです。

 

 また急速に進む医療の発達で数十年前はあきらめるしかなかった病気が治るようになってきた。

 

 ITの発達で生活はどんどん便利になっているのが現状。

 

 例えばぼくたちはたいてい一人一台、スマホを持っているわけですが、これには高性能のカメラ、ビデオカメラ、インターネット、時計にタイマーその他もろもろの装備が使えるわけで、30年前、そんな便利な道具はドラえもんでも持っていませんでした。

 

 犯罪は減り、飢餓が減り、医療が発達し、便利な道具が増えているという現実。

 

 でもそんな世の中では困るという人たちもいるみたいなんです。

 

 

●世の中が良くなっては都合が悪い人たちもいるのかも・・・(苦笑)

 でもぼくが「世の中は少しずつだけど良くなっているよね」っていうと、怒髪天を衝く勢いで怒り出す人たちがいるんです。不思議なことに。

 

 どんな人たちかというと、世の中を良くしようと思って人たちだったりします。不思議なことに。

 

 たぶんですけど、世の中を良くしようとする人たちの中には、その思想や運動が自分の存在意義になっていて、本当に世の中が良くなっていくと自分の存在意義が薄れたり、あるいは否定されていると感じるのかも知れません。

 

 そういう人たちって以下のような感じなんです。

 

おぐ「世の中って良くなってきているんじゃないかな。理由はコレコレで」

 

世の中を良くしたい人A「そんなことはないよ、殺人は表向き減っているけど、自殺や行方不明の人の中には実際に殺されている人もたくさんいるに違いないないんだ」

 

世の中を良くしたい人B「そうだ! 医療が進んだといっても、病名は増えているし、現代病とかも増えているんだ! それに虐待とかDVとかも増えているじゃないか!」

 

世の中を良くしたい人C「そうだ! 戦争はないとかいっても紛争があるじゃないか!」

 

世の中を良くしたいD「そうだ! スマホとかパソコンがあるせいで依存症が生まれたし、盗撮も増えたんだ! ぜったい昔の方が良かったんだ!!」

 

おぐ「・・・」

 

 と、言った感じ。これら全部ぼくが経験したことですから(苦笑)。まあ、DVとか虐待は昔はそれほど問題視されてなかったとか、いろいろあるんですけど、こういう主張の人って、とにかく世の中は悪くなっていかないと機嫌が悪いみたいなんです。

 

 きっと、なにかそれなりの思想とか、あるいはお金儲けとか関係しているのかも知れませんね。(苦笑)

 

 

●もちろん悪くなる可能性も大です

  もちろん、これから世の中が急速に悪くなる可能性もあります。

 

 例えば天候不順による農作物の被害で飢餓が増える。

 

 例えば、経済不況が起こり、世界恐慌が起こる。

 

 謎の疫病があらわれ世界的に流行する。

 

 戦争、もしくは核戦争が起こる。

 

 自然破壊が進み人が住めなくなる。

 

 人口爆発が止まらず、地球が人類を養えなくなる。

 

 などなど、考えればキリがありません。しかしそれをどうするか、どう予防や準備をしてどう対処するか、それも考えていきたいものですね。

 

おぐらさむ拝