巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

化け物屋敷物語 お化け屋敷の中は地獄だった!


 ふと思いだしてみる。

 約70日間のお化け屋敷は楽しかったんだろうかと……

 実はすごく楽しかったのだ。おそらくこれまでなかったくらいに楽しかったのだ。


 それなのに、いま思い出してみると、楽しかったのは1割か2割程度、「困ったな〜、どうしようかな〜」という思い出が8割〜9割くらいというのがぼくの真っ正直な感想である。


 ぼくが東京に戻っていろんな人にいわれたのは、「いあ〜、楽しそうでしたね」という言葉なのだけど、実態のことをいうと、その現場は地獄であったのだ。



「お化けなんだから地獄にいるのは普通じゃん」と洒落たいところだが、実際現場にいるぼくたちはそうもいかなかった。

 ちょっと洒落にならならいキツさであったのだ。

 どれくらいキツかったか?


 







単純に、ぼくはこの70日の間で体重が8キロ減ったのであるよ!











いいかね、8キロっているのは2リットルのペットボトルが4本分の肉が減るっていうことなんだせ。



 それでもわからなければ、8キロ分の牛肉でも豚肉でも買って目の前に置けばいい。



 それくらいの肉がぼくの体内から無くなってしまうくらいの状態だったってことだ。


 それでもわからなければ、スーパーにいって8キロぶんのお米目の前に積み上げてみればいい。それだけの肉が、わずか70日間で削ぎ落とされてしまったのだよ。












 夏バテとかではなく、食事は1日4回たっぷり食っていながら体重が減ってしまったくらいのキツさだったということだ。









 ダイエットしたいと思っている人で、もしかしたら「うらやましい」と思っている人がいるかも知れけど、現実は修羅場、修羅場、修羅場でダイエットなどというゆとりある状態じゃなかったってことだね。



 なぜそれほど急激に体重が減ったかというと、ぼくは1日中歩き回り、走り回っていたからなのだよ。



 お化け屋敷に来て、すぐに買ったスニーカーが、一ヶ月間で靴底はツルツルになり穴が数箇所あき、買い換えた次のスニーカーも靴底はツルツル、穴があいて廃棄処分、わずか70日でスニーカーが2足穴だらけになり廃棄処分になったほどのハードワークだったのだ。



証拠の写真がコレ↓




(穴があいて靴底が磨り減ってしまった靴たち。わかりやすくするために穴に割り箸をいれてみました)


 ぼくはマラソン大会にも何度か出場したことがあるけど、これほどまでスニーカーを酷使したことはない。


 当然、足の裏はタコだらけになり、足の裏は歩きすぎて打撲傷状態、いまもカカトの皮が分厚くなってしまったのか、触っても感覚がないままなのだ。




 だがぼくはまだマシだった。

 ぼくよりもハードワークをやっていた人たちがいるのだ。

 それはお化けたちなのだよ。

 次回はそのお化けたちの話しをしよう。



 (続く)