巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

朝日新聞をミスリードしたのは・・・



朝日新聞従軍慰安婦問題が捏造であることを認めた

この従軍慰安婦問題は、数多くの不幸を呼んでしまっている。日韓の対立、日本人、韓国人、在日韓国朝鮮人の確執、海外の国々からの日本への蔑視、日本の国益損失などなど・・・


朝日新聞記者はロクな取材もせず、従軍慰安婦がさも本当にあったこととして書いた。


なぜか?


ブームだったからだ。


日本は敗戦後、GHQにより誇りや伝統を失うように指導されてきた。敗戦直後の昭和20年9月17日の朝日新聞にこんな記事が載っている。

「日本人は彼等が既に世界の尊敬や或いは最高司令官の命令に関して折衝することが出来る地位を獲得したと信じさせてはならない。日本国民に配布されるすべてのものは今後一層厳重な検閲を受けるようになるであろう。」
(昭和20年9月17日 朝日新聞


このように日本人は戦後、アメリカの属国となり、さらに新聞などマスコミはアメリカの好むように書かれることになる。


●つねにどこかの御用新聞であった朝日新聞

創刊当時の明治大正時代、朝日新聞三井財閥御用新聞であった。

日露戦争時においては主戦派であり、講和には反対している。

大正時代では、三井のライバルである鈴木商店に対して「悪徳商店」として叩き、鈴木商店の米買占めに怒った庶民から、鈴木商店は焼き討ちにあったと報道しているが、これらは朝日新聞の捏造であった。

また、第二次世界大戦が終わるまで、戦争賛美を続け、軍部の御用新聞でもあった。


第二次世界大戦で日本が負けると、次に朝日新聞はGHQの御用新聞となる。


戦後、朝日新聞左傾化するが、それはGHQがかつての大日本帝国を否定する政策に合致する考え方でもあった

戦後、知識人といわれる人のほとんどが、旧大日本帝国は悪の帝国であり、アメリカは憧れの素晴らしい国であるといいつつ、思想的には左傾化という矛盾をしていくことになる。そしてこれに庶民も乗ったのだ。


●日本を太平洋戦争へと導いたのは国民の『空気』である

わたしは、大日本帝国が日清日露戦争の後、日中戦争や太平洋戦争へと突き進んでいくのが“すべて軍部の暴走”とは思っていない。


軍部の暴走の前に、庶民の「空気」が戦争を望んでいたと思っているのだ。


当時日本国民の多くが、日清日露、日中戦争で手に入れた大陸の土地をなんとしても失いたくなかったのではないだろうか? 韓国を併合し日本国の一部とし、満州国という傀儡国家を作ったが、それらの土地を失いたくないと思っていたのではないだろうか?


それらの土地を守るためには、戦争が必要であり、その土地から撤退するということなど考えたくもなかったのではないか?


軍部はそれら国民の「空気」に後押しされていたのではないか?


新聞などメディアは、軍部に強制的に好戦論を主張していたのではなく、読者にウケるためにそうなっていったのではないだろうか?


それと同じように、戦後はGHQ=アメリカ合衆国に従い、敗戦にウンザリしている国民に対して

「あなたたちが苦労しているのは、あなたたちが悪いのではないのですよ、旧軍部が全部悪いのです。でも日本人はアジアや中国や韓国の人たちに本当に悪いことをしてきました。日本人は罪を犯したのです。このあやまちは二度としてはならず、この償いをするのは、善良な日本人にとって当たり前のことなのです」

と、主張してきたのは事実であろう。



●とにかく悪いのはすべて旧軍部

とにかく悪いのはすべて旧軍部。日本人は取り返しのつかない罪を犯したのだから、その償いをするのは当然。


そんな空気が20世紀後半の日本を覆うようになってしまった。


朝日新聞は、そんな空気に従って、韓国の従軍慰安婦問題も捏造したといっても間違いではなかろう。


朝日新聞はこの捏造問題について謝罪していないが、それは当たり前である。彼らは時代の空気に従って捏造したのであり、それは当時としては正義であり良識であり、旧日本帝国や旧軍部をおとしめるためであれば、嘘や捏造はど取るに足らないことでしかないからだ。


しかし今後はわからない。


なぜいま、朝日新聞がこの捏造を認めたのかというと、それも時代の空気に反応したからであろう。


と、すると一転謝罪、そして左傾化していた朝日がやがて右傾化していくこともありうる・・・ というより右傾化してくるとわたしは予想している。


さて、この今回の主題を「朝日新聞をミスリードしたのは・・・」としたが、正しくはミスリードではない。

リードである。朝日新聞をリードしてきたのは、戦後のGHQ、つまりアメリカ合衆国であり、その後は日本国民自身の「空気」であるとわたしは考えている。


太平洋戦争へと大日本帝国を突っ走らせたのも、国民の「空気」であったように・・・







巨椋修(おぐらおさむ)拝

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