「特定秘密保護法案」が通り、そして多くの人がこの法律に大反対をしている。ぼくの知り合いも何人か反対デモに参加したみたい。
この法案に限らず、どんな法律でももし「違う」と思うなら、大いに反対しデモでもなんでもやってほしいと思う。
ちなみにぼくは今回の「特定秘密保護法案」については、基本的に賛成。
反対している人たちの意見を見ると「自分たちが国家から監視されたり、被害を受けるのを怖れている」ってところだと思う。
確かにその一面はあるので、これからも反対してほしい。
賛成している人たちの意見では「外国からの侵略や戦争を防ぐため、あるいは国益を護るために必要」ということ。
実のところ、これはいま大反対している野党の人たちも、自分たちが政権をとったら実施したいと思っているみたい。
現に野党の人たちも、尖閣諸島中国漁船衝突事件の流出ビデオが出たとき、こんなこと言っていたしね。
特に後半の民主党の仙石さんとか秘密保護法をやりたくて仕方ないって感じだし。
ぼくは10数年前から、極東はいつ世界の火薬庫になってもおかしくないと主張している。
著書にもそう書いた。
この本を書いた時代よりさらに極東はキナくさくなってきている。
アメリカの弱体化。
中国の防空識別圏問題。
日本と中国の間で、海底資源問題がある。
北朝鮮の核問題。
台湾と中国の問題。
北朝鮮は、いつ崩壊、内乱が起こってもおかしくない。
中国も、人民の不満が爆発寸前にまで、高まっている。
日本は、いつ、つけ込まれてもおかしくないほどの平和ボケで、まるで紛争を誘っているかのよう。
まったく、極東はいつ世界の火薬庫になっても、おかしくない状態にあるのだよ。
戦争を起こしたくないのなら、まず徹底的に戦争について研究すること。
そして多方面で予防することです。
巨椋修(おぐらおさむ)拝