巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

古代の神とは実は宇宙人だったのか?

いわゆる疑似科学【古代宇宙飛行士説】というものがある。

ウィキペディアによると

類史上の古代または超古代に宇宙人が地球に飛来し、人間を創造し、超古代文明を授けたという科学の一説である。

とあり、

・巨大な考古学遺跡やオーパーツは、宇宙人の技術で作られた。
・宇宙人は、類人猿から人類を創った。
・世界各地に残る神話の神々は、宇宙人を神格化したもの。


などという説もあり、なかなかにおもしろい。

と、いうことで【地球外知的生命体フォーラム】に下記のような一文を寄稿したので転載します。


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古代の神とは実は宇宙人だったのか?


●古代の神とは実は宇宙人だったのか?
 以前、『宇宙人はなぜ地球人と似ているのか? 』というコラムを書いた。これから書くものはその続編と思っていただきたい。

 我々がいま、宇宙人とイメージしているものは、実に人間に近い。宇宙人と会ったと称する人の中には、その姿が地球人とまったく変わらなかったという人や、中にはセックスをしたという人までいるくらいだ。

 セックスをするということは、地球上の動物で考えると、同種であることを意味する。もし、宇宙人とセックスができるとしたら、同種もしくは、極めて近い種族と推測できる。

 さて、ここからが本題。人類には、多くの神話が残されている。神話というくらいだから、それは「神々のストーリー」である、

 我々は、神というものに対して、人類を超越した存在であり、山や海、島など自然物を作ったり人や動物を創造したりする偉大なものとイメージしている。

 ところが……だ。神話や伝説に出てくる神々というのは、そのほとんどがひどく“人間くさい”のである。

 日本神話やギリシャ神話に登場する神々などは、神というよりも人間そのものといっていいくらいだ。

 キリスト教ユダヤ教の聖書に出てくる神は、嫉妬深く、短気で気に食わないことがあると、実にあっさりと人を殺すある意味、人間が本来持っている残酷な部分を象徴したかのような神であったりする。

●聖書には天使と人間との混血も描かれている!

 聖書の神がいかに人間くさいかは、わたし(巨椋修(おぐらおさむ))の著書『ビックリ! おもしろ聖書物語』に書いているから、興味のある人はせひ読んでいただきたい。 

巨椋修(おぐらおさむ)著 ビックリ!おもしろ聖書物語


 また、聖書の創世記6章には、神が人間くさいどころか神の御使い(みつかい)である天使が、人間の美しい女との間に子どもを作ったという話しも出てくるのだ。いわば初代堕天使である。

 神はそのことを怒り、人間や堕天使、そして天使と人間の娘との間に生まれた子どもを全滅させるために、有名な『ノアの大洪水』を起こすことになる。

 ここでわかることは、天使は人間の娘を美しいと感じ、それに性欲を感じたからこそ子どもを作ったということだ。

 つまり天使と人間は同種であるということではないだろうか?


●UFOがイエスキリスト誕生を導いていた!

 また、聖書にはおもしろいことが描かれている。

 聖書は占星術など占いを禁じているだが、イエスキリストが誕生するときに、東方の占星術師(博士・賢者ともいう)たちがある星を見て、「ユダヤの王」が生まれたと知り、エルサレムに来たことが記されているのだ。

いわば、占星術者たちは星に導かれてエルサレムにやってきたのだが、この星はもしかしたらUFOであったかも知れない。

 さて、下記の中世に描かれた2枚の絵を観ていただきたい。



『キリストの洗礼』 アート・デ・ゲルダー作(1645-1727)



『受胎告知』カルロ・クリベリ作(1486)


 中世ヨーロッパには、当然、フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)などという概念も言葉もない。それにかかわらず、この2枚の宗教画には空飛ぶ円盤が描かれているのだ。

 もしこれが「天からの啓示」を表しているとしたら、やや不自然な感じではないだろうか?

 もし現代のアートストがこれと同じ絵を描いたとして、それを観た現代人は、この円盤をどのように解釈するだろうか?

 おそらく10人中10人が「これはUFOだ」と思うのではないだろうか?


●もし宇宙人は神だとすれば……

 もし昔の人々が神だと思ったものが宇宙人であるとすると、宇宙人は限りなく人間に近い種ということになる。

 少なくとも聖書に出てくる天使は、人間との性交が可能であり、子どもを作ることさえできるのだ。

 聖書によると「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」(創世記1章27節)とも書かれている。

 もし宇宙人が神であったとすると、宇宙人が自分たちにそっくりに人間を作ったとも解釈できる。

 また、人間のモデルが聖書の神=宇宙人であったとしたら、必ずしも宇宙人が人間を優しく導いてくれるとも限らない。

 聖書の神は「ノアの大洪水」を起こしたり、「ソドムとゴモラの町を壊滅」したりする非常に怖ろしい神なのだ。

 そして聖書の神は、悪魔とされるサタンが神と分派したごとく、仲間割れをするようだ。

 また、全聖書中、わたしが調べた限りでは、悪魔が殺した人間の数はせいぜい10人程度であるのに比べて、神はというと、数十万かあるいは数百数千万人か、とにかく大量の人類を殺しているのである。

 はたして、古代の神とは宇宙人であったのだろうか?


(文:巨椋修(おぐらおさむ))


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うん、古代の神は宇宙人説はやっぱりおもしろいなあ。