巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

霊にとり憑かれた男


 どうも左道隠れ切支丹陰陽道陽明門流の巨椋修(おぐらおさむ)です。


 お化け屋敷にいたころ、お化け役の大学生が霊にとり憑かれてしまった男がいる。


 こいつだ!


 


 お化け屋敷には、座敷わらしが憑いているといわれている女の子の人形で、お化け屋敷の人たちが守り神のようにしている日本人形があったのだが、何を思ったのか、その日本人形の裾をまくってお人形さんの股間をのぞいてしまったのである。


 みんなから「バチが当たるぞ〜」といわれていたのだが、まさしく当たった!


 数日後になんとお化け屋敷に出勤途中に交通事故にあってしまったのだ。


 人形の裾をめくるという行為をしているわりにはマジメはこの男は、耳のあたりから鮮血をしたたせながら、「少し遅れます」電話をしてきたという逸話がある。


 彼はトラックとぶつかってしまったのだが、そのとき耳の付け根がザックリと切れていたらしい。


 しかしそれで終わりではなかった。


 最終日の彼の写真である。



 もうこれは心霊写真といってもよかろう!(笑) 

 左道隠れ切支丹陰陽道の継承者として、これはいかん! と思ったわたしは、彼のために一肌脱ぐことにした。

 彼のためにお祓いの儀式を行ったのである!


 しかし天才お祓い師と言われたわたしの勘では、一度のお祓いのお祓いで、完全に霊を去らせるのは難しいであろうと思っていた。


 彼のことが心配になったわたしは、先週彼の無事を確かめるために岐阜にいったのである。


 そして彼とツーショットの写真を撮ったのだ。


 するとそこには驚くべき事態が・・・


 これがそのときの写真である。



 フラッシュを焚いたにもかかわらず、彼だけ姿が写らないのだ!


念のため、もう一枚撮ると、かろうじて姿が・・・

 う〜む・・・ これはキケンだ・・・


 これほど強力な霊であると、わたし1人では無理かも知れない。


 彼自身も心配したらしく、昨日、急遽わたしにお祓いをしてもらうべく上京してきたのである。


 そこでわたしは左道隠れ切支丹陰陽道陽明門流の前鬼後鬼といわれている2人の門人を呼び寄せ。


 強力なお祓いの儀式を行ったのである!


 これがそのときの写真である。



 スパーサイヤ人のごとく金髪化しているわたしの口元を見てほしい。



 わたしの口からオーラが出ているのが見て取れると思う。


 こうして我々は、彼にとり憑いていた霊を祓ったのであった。


 彼は今後、素晴らしい日々がまっているに違いない!


 彼に幸あれ!


 そしていいトシしてこんなバカをやる我々に幸あれ!


 だれだ!! もともと【かわいそうな人だけど、頭の中は幸せ】といっているヤツは〜!!
(泣きながら、猛烈に泣き濡れながら・・・)