巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

昔、たくさんいたまだら模様の日本犬が少なくなっているらしい


 犬とか猫とか結構好きなのである。


 高校卒業のときの進路は本気でドックトレーナーだったし。


 そんな私が以前からずっと気になっていたこと。


 江戸時代以前の絵にけっこう描かれているまだら模様の日本犬をまだ見たことがない!


 



 どうやら明治になってから欧米から“血統書”とか“犬種”なんて考え方が出てきて、まだら模様の犬は、あまりよろしくないとされたらしく、ブリーダーさんたちがまだら模様の犬は排除していったらしいのね。



 嫌だねえ、排除って!



 そもそも品種改良なんて考え方が嫌だ!



 まあ、我々は品種改良された動物や植物が大量生産できたおかげで、これだけ繁殖して繁栄してられるのだけどね。


 まあ動物の品種改良ができるのだから、当然人間だって品種改良ができちゃうわけで、しかし人類は自ら品種改良をしようとして、例えばアメリカでは性犯罪者とか知的障碍者を“劣った”と判断した人間を断種手術、つまり子どもを産めない体に手術したり、ドイツではヒトラーが、ユダヤ人、ロマ人、先天的な病気を持つ人、精神障碍者といった人たち絶滅を企てたり、長身・金髪碧眼の結婚適齢期の男女を集めて強制的に結婚させ、「ドイツ民族の品種改良」をしようとしたことがある。


 つまり人間界において人間の品種改良は、差別や格差といった差別を生む原因となってきたのだよ。人間の場合、何が優れていて何が優れていないかということは、いまだにハッキリとしていないため、人間の品種改良なんてやらないほうがいいらしい。


 おっと話しが違う方向に行っちゃった。


 まだら模様の日本犬だけど、戦前くらいまで結構いたらしい。



 しかし現在では大変めずらしくなっているそうな。


 という何でもないお話しでした。



巨椋修(おぐらおさむ)拝