戦国時代について調べるとき、よくキリスト教宣教師の記録を参考にするんですけど、この宣教師 こそが、日本を代表する妖怪「カッパ」のモデルなのではないかという説があります。
文字通りオカッパ頭にして、お皿のように頭頂部を円形に剃ってます。
そして、宣教師が着ている黒いマントは、ポルトガル語でcappa(カーパ)といいます。
(これが日本語の合羽の語源になった)
それでなくても、西洋人がめずらしく、日本人から見れば、西洋人=妖怪としか見えなかったであろう時代です。
豊臣秀吉が、キリシタンを弾圧し、宣教師を追放したときでも、宣教師たちは、日本に隠れ住んで布教を続けたといいます。
隠れ住んだとしても、人間には水が必要ですから、川べりに出てくることも多かったのでしょう。
その姿から、妖怪カッパのモデルになったという説があります。
ちなみに、宣教師ルイス・フロイスは、わたしが尊敬している人物の1人です。
いま、フロイスの著作『ヨーロッパ文化と日本文化』を読み直しているのですが、メッチャオモローであります。
最後にひとこと
あんた? カッパを信じるかい?
オイラは信じるぜ!
巨椋修(おぐらおさむ)拝