巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

大相撲の八百長の話し


昨日のライブワイヤーで、大相撲の八百長問題を告発したことで有名なジャーナリスト武田頼政(たけだよりまさ)さんが語るというので出かけてきました。



※武田さんと。ぼくは176センチなんだけど、武田さんは相当に大柄な人だ。


大相撲の八百長が問題となって、大相撲界はNHKから一時放送がなくなったりしたんだけど、まだ八百長は続いているらしい。


その日、武田さんとかつて外国人記者クラブ八百長を告発した元小結である板井さんが、2人して観に行ってきたという。

その日は、横綱白鵬琴奨菊に敗れるという波乱があった日だったんだけど、この一番もおそらく八百長とのこと。

他にも多くの八百長相撲があったそうな。

武田さんいわく、相撲というのは「ムラ社会」であり「共産主義的互助会体質」であるという。

また、番付が上位の相撲取りだけではなく、十両以下の力士たちの当たり前のように八百長をやっているそうだ。


しかしそれでも以前に比べれば、はるかにマシになっているという。

ひどかったのは千代の富士の時代であり、若貴兄弟の頃に彼らがガチンコ主義であったため、かなり減ったという。

そして朝青龍の頃にまたひどくなり、この前の八百長問題発覚で少し減ったとそうな。


千代の富士横綱であった頃は、本場所でガチンコのほうがめずらしかったくらいだそうだ。


いまは少なくなったとはいえ、これはプロレスよりタチが悪い。

そう言ってしまえば、プロレスやプロレスファンに失礼になる。

いまどきのプロレスファンは、すべて知ったうえで楽しんでいるし、レスラーも真剣に、文字通り命がけでリングに上っているのだから。


しかし大相撲に八百長が多いとはいえ、実力はほぼ番付と同じだという。

その実力をはかるのは本場所ではなく、巡業の各部屋が当たる稽古であるという。

そのあたりのことは武田頼政著の「大相撲改革論」に書いてあるので、相撲に興味のある人はぜひ一読をオススメする。



いや実におもしろい話しであり本であったよ。

ちなみに来週の28日は、昨日武田さんがやったのと同じライブハウスでぼくもトークイベントをやる

結婚や婚活、ブライダル業界についてのトークだ。

これから結婚を考えている人、ブライダル業界の人、業界に入りたい人は来てくれたまえ。

きっと為になるはずだ。


巨椋修(おぐらおさむ)拝