巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

そのエコってエゴなんじゃないの?


NHKを観ていたら


「エコのため、買い物のレジ袋をもらわずに、マイバックにしましょう!」


などとおっしゃっている人がおりました。


コワイねえ、こういった正義の人って。


たぶん、近くにタバコを吸っているいる人がいたら、ヒステリックに非難して、相手を犯罪者あつかいする狭量なタイプなんだろうなあ。


「タバコは吸っている人“よりも”周囲の人に悪い影響があるんです! アンタはわたしを殺す気かああああっ!」


なんてね。(笑)


この理論はウソがあって、どこをどう考えても、タバコを吸っている人の方が、体に悪いに決まっているのです。

もちろん、吸っている人以外にも害はあります。これには配慮しなければいけない。

しかしそれは、タバコの煙を口移しで吸わされるようなことが、日常的に続いていないかぎり狂的嫌煙主義者のいうほどのものありません。

ですからそういうときは


「わたしにもあなたにも害があるし、クサいんです。わたしタバコの臭い嫌いなんです」


と、言えばよろしい。

正義の味方ぶって、ヒステリックになることはありません。


どうしても言いたい人は、自動車を運転している人に


「自動車を運転している人より、歩いている人の方が交通事故で死ぬ確立が高いし、排ガスだって乗ってない人に影響があるって知ってて乗ってんだろうなあ!! わたしを殺す気かああああっ!」


と、正義の味方気取りで叫べばよろしい。(笑)



さて、レジ袋ね。いわゆるスーパーとかコンビニでくれるポリ袋。


あれって、石油で出来ているんですけど、石油のカスで作っているようなものですから、むしろ石油から出る無駄なカスを廃棄しないという意味で、作らないより作った方がエコなんです。


さらに、マイバックは、かなりいい石油を使わないとできないので、マイバックを一年一個作るより、レジ袋を一年間使い捨てしたほうが、二酸化炭素とかを出す量は、かなりエコであるそうなんですね。


さらに、レジ袋は、ゴミ袋としてリサイクルできるので、大変経済的。


レジ袋を使わない人は、ゴミ袋を一体どうしてます?


ポリ袋を買うでしょ。ゴミ袋用の。


そしてやっぱりポリ袋は捨てるわけです。


結局、一緒なんですね。ポリ袋を捨てるというのは。(笑)


すると、エコといって得をするのは誰か?




ポリ袋を売っているスーパーとかのお店。(笑)




無料で客にあげるより、買ってもらった方がもうかるもんね。




あと、エコ気分になっている人ね。




え? ポリ袋を燃やしたら、猛毒のダイオキシンが出るですって?


人類史上、ダイオキシン死んだ人って、まずいないんですよ。


サリンのような毒ガス兵器にダイオキシンが含まれていて、それで死んだ人がいるくらいで、ゴミを燃やすダイオキシンで死んだり、病気になった人はいないそうです。




だいたいねえ、エコエコとかいっている人ってなんかおかしいですよ。



エコエコアザラクですよ。




いま、石油が値上がりして、大変になっていて、トウモロコシとかサトウキビで石油に代わる燃料を作ろうとしてますよね。


それが原因で、食料が高騰してますよね。


食料が高騰することで、飢餓に苦しんでいる人がバタバタ死んでますよね。


豊かな国の人たちが、食べられる食料を燃料にして燃やして、貧しい国の人たちが、バタバタ餓死していくってのがエコなんですかね?


それはエコじゃなくてエゴなんじゃないですかね?


わたし間違ってますかね?


間違ってますかね?





※なんでも1リットルのバイオ燃料を作るためには、1リットルの石油が必要なんだそうです。

誰かが儲けるだめにエコを利用しているんだろうなあ……


巨椋修(おぐらおさむ)拝