わたしは売れないモノカキなのですが、それでもそれなりに生きております。
なぜかと申しますと、友人たちがいろいろと助けてくれているからであります。
例えば、我が家には最新式の家電製品などが揃っているのですが、これらは、みんなメーカーに勤めている友人が、試供品や、ちょっと難ありのセカンド品を持ってきてくれるからなのですよ。
ちなみに、みなさんは石油がやがて枯渇するため、石油に代わる次の燃料が必要なのはご存知ですよね。
トウモロコシやココナッツを燃料にとか、ハイブリッドとか、各企業は必死になって、燃料開発に躍起になっています。
ま、しかし、もっとも現実的なのは、“原子力”であることは否めません。
わたしの最新家電のほとんどは、原子力エネルギーで使用するものばかりなのですよ。
大丈夫!
原子力はクリーンなエネルギーで、半永遠に使える優れものです。
ざっと我が家の原子力家電を紹介してみましょう。
●原子力洗濯機
●原子力炊飯器
●原子力冷蔵庫
●原子レンジなどなどです。
すごく便利ですよ。
全部スイッチひとつで「ぴかどーん」と爆発して、きのこ雲がもっくもくあがったら、一発で洗濯も、炊飯も、レンジもできあがっています。
こんど、自動車メーカーの友人から、原子力自動車をもらうんです。
これは、開発中のもので、まだ完成はしていないんですが、なんといっても原子力燃料をつかった核エンジンですから、加速もスピードもバッチリ!
騒音もほとんどない優れものです。
ただひとつの欠点は、多少燃料漏れがあるそうなんですが、なに、原子力は半永久に持つので、多少の燃料漏れは、ほとんど問題にならないそうなんです。
そうそう、その友人は太っていて毛の濃い北京原人みたいな男だったんですが、その車を開発中に、ダイエットでもしたのか、すごく痩せていて、しかもスキンヘッドになっていました。
え?
ダイエットじゃない?
放射能漏れ?
嘘だ〜、だってゴジラって放射能を吐くんでしょ。それで人の毛が抜けたり痩せたって話しはききませんし……
え?
間違ってます?
ぼく間違ってますか?