巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

この地震で日本が滅びないという理由とぼくなりの最悪の事態


この地震で、日本は壊滅してしまうんじゃないかと不安になっている人がたくさんいます。


無理ないことだと思います。


そこでぼくなりの意見をちょっと書いてみました。


東日本大震災で、残念ながら亡くなられた方は、おそらく3〜4万人でありましょう。


対して日本の人口は、平成17年国勢調査によると1億2千7百76万7,994人。


大きな被災・被害を受けられた方の総数は不明ですが、仮に76万人であるとしても、1億2千7百万人が、カバーすればいいだけのこと。


日本では毎年約100万人の方が亡くなり、ほぼ同数の人が誕生しています。

(ま、正確には少子化で出生者は若干少ない。正しくは、09年ですと、死亡者数1,141,865人。出生者数1,070,035人です)


日本という国は、日本人が思っているよりも大きな国なんですよ。


どれくらい大きいか?


世界人口はおおよそ69億人。

その中の1億2千7百万人が日本人です。


ざっくりと世界の55人のうち1人が日本人。


経済大国としては世界3位。


そんな国がそうカンタンには壊滅はしないのです。



ただし……


経済的には日本は大国でいれるかどうかは不明。


今回の原発事故で、世界的な技術大国日本の名声は落ちてしまったと言っていいでしょう。


つまり、これから日本の技術はかなり売れなくなるかも知れません。



それと原発について、ぼくが考える最悪の事態は、現在のレベル7じゃなくてね。

以前にも書いたかもしれませんが、同じような地震原発事故が福島以外で起こること。


ご存知のように、放射性物質は、風向きによって流れる方向が違ってくる。


そして日本は“いつ・どこで”今回規模の地震が起きてもおかしくない。


もし、同様の事故が、福井や静岡、九州、四国の原発で起こっても不思議ではないのですよ。


日本だけじゃなくて、台湾にも韓国にも原発はあるのです。


いま、放射性物質の大半が太平洋に流れているけど、もしそういった土地や近隣諸国で事故が起これば……


それはとても怖いこと。


でも考えておかないといけないことですね。



あ、でも本当に最悪の事態は世界人類滅亡ですね。