ぼくは本当のところでは、人間に生きる権利も義務なんてないと思っている。
そして死ぬ権利も義務もない。
世の中に蠢く虫たちが生きる権利を主張するだろうか?
生きる義務を主張するだろうか?
権利や義務なんてものは、人間が勝手に作り出した観念にしか過ぎないのだよ。
だからぼくは、人間社会に生きるのに便利な「権利」なるものを精一杯主張するつもりであり
同時になんとかして「義務」なるものから逃れたいと思っている。
滑稽なのはマスコミが、振り回す「人権」だ。
ニュース報道などで、逮捕された容疑者は、実名と顔をさらされながら、なぜか手錠だけモザイクがかかっていたりする。
手錠にモザイクは「人権に配慮して」とのことだが、本当に人権に配慮するなら、モザイクは手錠ではなく、顔や実名であろうよ。
これを滑稽といわずして何を滑稽といわんやである。
ま、人々の人権意識とはその程度のものなのであるよ。(苦笑)