軍事目的で開発され、それが後に家庭用品になっているものというのは、意外と多い。
たとえばティッシュペーパーは、第一次世界大戦中、アメリカのキンバリークラーク社が、米軍から「綿の代用品を作ってほしい」という極秘依頼で開発されたもので、防毒マスクのフィルターとして使用したという。
後にキンバリークラーク社は、ティッシュペーパーを「クリネックス」という商品名で発売した。
サランラップもしかり。銃弾や火薬などを湿気から守るために開発。
電子レンジは、レーダー開発の実験中に、偶然マイクロ波による急速な加熱現象を発見された。
ビン詰・缶詰・レトルト食k品も軍事目的、ナポレオンが遠征における食糧問題を解消するためアイディアを募ったのがはじまり。
しかしビンだと割れたりするため、数年後に缶詰が発明された。
缶詰をより軽く、空き缶を出さないためにレトルト食品が開発された。ちなみに世界で最初にレトルト食品を一般に売ったのがボンカレーである。
他にパソコン、インターネット、携帯電話も軍事目的で開発されている。
ロケットや宇宙開発も軍事目的である。
（※日本は蒙古襲来のときに、初めてロケット攻撃を受けている）
こうやってみると、現代人が快適に生活するために、普段使っているものの多くが、戦争目的に作られたことがわかる。
もし、人類が同じ人類を大量に殺戮する【戦争】という人類独特の行為を、一切やらなかったとしたら、人類はいまだに石器時代に毛が生えた程度の文化文明をもたなかったのかもしれない。
今後も、軍事目的で開発されたナニカで、どんどん生活しやすくなってくるのかも知れない。
でもそろそろ、いいんじゃないか？
人類が滅亡してしまったら元も子もないんだし。
巨椋修（おぐらおさむ）拝
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巨椋修（おぐらおさむ）は陽明門護身拳法という護身術＆総合格闘技の師範をやっています。
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