この前、目玉焼きを作ろうと思って、卵を割ったら双子ちゃんでした。
最近、双子の卵ってめずらしいよねえ。
いまや卵っていうのは、ほとんど工業製品化されていて、規格にに外れた卵ってのはハネられてしまうらしいんですね。
双子の卵の場合、産むのは若い鶏の一時期だけ、一羽の鶏が生涯で双子の卵を産む確立は2〜3%っていうから、やっぱりめずらしく「ラッキー」と喜ぶ人もいれば、「ちょっと気持ちが悪い」と思う人もいるそうな。
また、双子の卵は、外見からも見分けがつくらしい。普通の卵に比べて細長いんだそうです。
さて、以前「卵かけご飯の謎」というのを書いたことがありますので、今回は「目玉焼きの謎」を書きましょう。
まんず目玉焼きの歴史はいつからかというのは、よくわからない。
おそらく人類が料理に鉄板(フライパン)を使うようになってからあったと考えられます。
日本においての目玉焼きの歴史は、明治時代になってから欧米から入ってきたと思われます。
理由は簡単で、江戸時代以前には、フライパンのような鉄の板を使う料理道具があまりなかったから。
まったくなかったわけじゃないよ。例えば「すき焼き」のはじまりは農具の「鋤」を鉄板代わりにして肉や野菜を焼いたのが始まりだったりするし、鉄鍋なんかもありました。
だからそういった道具で目玉焼きを作って食べた日本人はいたかも知れない。
ただ、記録に残ってないんだね。歴史とは記録と記憶だから、残ってないものは証明できないの。
江戸時代、日本人はほとんど肉を食べなかったから、卵は貴重なタンパク源だった。だから、いろいろな卵料理が開発されて「卵百珍」なんていう卵料理を百種類以上紹介した本まであるんだけど、目玉焼きに類する料理は出ていないらしい。
よって、明治以降、西洋料理の一つとして欧米から入ってきた料理と考えていいでしょう。
そして庶民が自分たちで作って食べるようになったのは、戦後一般家庭にフライパンが普及してからだったりします。
偉大なりフライパン!