映像を監督していて、一番楽なのは「撮影」だと思っているのですよ。
漫画を描いていて、一番楽なのが「ペンいれ」のときと同じような感じでしょうか。
撮影には、出演者さんスタッフさんが、がんばってくれているので、説明し、相談し、判断し、決断するというのがお仕事になります。
監督がしんどいのは、準備と後始末ですね。
しかし、現場では現場監督ですから体力勝負。
ええ、撮影が終わったいま、軽い筋肉痛が残っております。(苦笑)
しかし、ぼく以上に大変だったのは、メイン出演者の疋田紗也ちゃんでした。
実は、風邪をひいていて、のど、はな、熱に苦しみながらの強行撮影。
その中で、スタッフさんたちに気配りを欠かさない姿には頭が下がりました。
また、撮影監督をしてくれたO氏にも、頭が下がります。
体力・知力・技術をぼくの10倍は使っていただきました。
さて、二日目の撮影の様子はというと
三日目の浅草ロケでは、タレントの島田秀平さんと。
まねき猫発祥の地である今戸神社ロケでは、美人の神主さんが急きょ出演してくださいました。
このとき、島田さんのトークが、あまりに面白くて、ぼくは思わず
「ぐふっ!」
「んぷっ!」
など、吹き出してしまいました。
もし録音に、へんな音が入っていたら、それはぼくの笑い声です。(笑)
と、おどけてみたり
このように終始ふざけていたわたくしは、他のスタッフに
「どうしょうもない大人だ」
と、いわれてしまっておりました。
ごめんなさいごめんなさい。
もうお調子にのりません。(嘘)
紗也ちゃん、風邪でしんどいときに、本当にありがとうございました。