国立博物館の「国宝 阿修羅展」に、弟子のKくんと一緒に行ってきたよ。
いや〜並んだ並んだ。
なんと100分まち!
やっと博物館に入って、いろいろな仏像を観る。
正直、ぼくが不信心だからでしょうか。
ありがたいとかいう感覚は、あまりなかったです。
むしろ、悪鬼を踏みつけにしてエバッテいる四天王や
巨大は菩薩立像には、なぜか妙な不快感すら……
たぶん、悪鬼とはいえ、踏みつけにして他を睥睨している四天王に対して、「悪鬼がかわいそうじゃないか」とか
4〜5メートルはあろうかという、巨大な菩薩立像が人間どもを“見下している”ように思えたのかも知れません。
「お前は、そうやって人間を見下し続けながら、いったいこれまで、どれくらい人を救ってきたんだ……」
という思いがあったのですよ。
人間が生まれ、神仏を創造し、そして神仏は人から崇められるのみ。
神仏は、何もせず、ただそこにあるのみ。
何が起こっても、歓びも哀しみもなく、ただそこにあるのみ。
救われる・救われないは人の心が決める……
そんな思いが頭をよぎりました。
阿修羅像はよかったです。
ただ、後ろから見たら、頭の上に結ってあるマゲが、ゆるい●●●に見えちゃった。
●●●を言葉にしたら、それこそバチが当たります。
でも、みんなそう思ったと思うなあ。