巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

国宝 阿修羅展に行ってきた


国立博物館の「国宝 阿修羅展」に、弟子のKくんと一緒に行ってきたよ。

いや〜並んだ並んだ。


なんと100分まち!


並んでいる人






やっと博物館に入って、いろいろな仏像を観る。


正直、ぼくが不信心だからでしょうか。


ありがたいとかいう感覚は、あまりなかったです。


むしろ、悪鬼を踏みつけにしてエバッテいる四天王や


巨大は菩薩立像には、なぜか妙な不快感すら……



たぶん、悪鬼とはいえ、踏みつけにして他を睥睨している四天王に対して、「悪鬼がかわいそうじゃないか」とか


4〜5メートルはあろうかという、巨大な菩薩立像が人間どもを“見下している”ように思えたのかも知れません。



「お前は、そうやって人間を見下し続けながら、いったいこれまで、どれくらい人を救ってきたんだ……」

という思いがあったのですよ。



人間が生まれ、神仏を創造し、そして神仏は人から崇められるのみ。


神仏は、何もせず、ただそこにあるのみ。


何が起こっても、歓びも哀しみもなく、ただそこにあるのみ。


救われる・救われないは人の心が決める……


そんな思いが頭をよぎりました。





阿修羅像はよかったです。


ただ、後ろから見たら、頭の上に結ってあるマゲが、ゆるい●●●に見えちゃった。


●●●を言葉にしたら、それこそバチが当たります。


でも、みんなそう思ったと思うなあ。