宗教は人類に何をもたらしたのだろう?
神の名の元にどれだけの虐殺が繰り返されたのだろうか?
日本人の中には
「それはイスラムやキリスト教の話しで、日本ではそんなことはない。日本は平和を愛する民だ」
などと寝ぼけたことをいう人がいる。
日本人などつい100年前まで、罪人の首をはね、さらし首にしていた民族なのだ。
戦場では、狩った首を腰にいくつもぶらさげて戦場を走り回っていたのだ。それが平和の民とは恐れ入る。
首を狩られた敵将は、首を塩漬けにされ、首実験といって、敵将の前に出されるのが恒例であったのだ。
宗教もしかりだ。
ともすれば
「日本の仏教はキリスト教のように異教徒を虐殺したり、戦争をしたりしない」
といいきる人がいるが、戦国時代織田信長をもっとも苦しめたのが、一向宗の本願寺である。
彼らは手に武器をとり、仏の名の元に戦争に参加していたのだ。
だから、言ってしまえば日本では織田信長という独裁者が、またはその後の秀吉とか家康が、徹底的に宗教弾圧を行うことで、日本の宗教は牙を抜かれてしまっただけのことなのである。
もしかしたら、この世でもっとも多くの人間を殺しているのは、「神」や「仏」や「平和」、「愛」、「正義」といったキレイな言葉を放つ人たちなのだろう。
100年前まで、人の首切りを手柄として、さらし首を行なってきたのが、我らが日本人なのだ。
これを首狩り族といわずして、なにをいわんや。
日本人は、間違いなく近世まで首狩り族であったのだ!