巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

旧約聖書 創世記には地球誕生の経緯が書かれている!



●聖書の天地創造と科学の地球誕生はとても似ている!

みなさんはキリスト教ユダヤ教イスラム教の正典、旧約聖書の『創世記』に宇宙誕生から地球誕生について書かれていることをご存知でしょうか?

いわゆる「天地創造」の物語ですが、それは最近科学で解明されている地球誕生の物語と酷似しているのです。


天地創造の物語

ちょっと旧約聖書の創世記一章をひもといて見ましょう。


創世記一章一〜二節「はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、虚しく、闇が淵の表にあり、神の霊が水の表を覆っていた」



これがぶ厚い聖書の最初の最初です。
地球ができたばかりのとき、陸も海もなく地球上は熱く、地表を水蒸気が覆っていたといわれています。
当然、地球からはぶ厚い水蒸気のために太陽も見えず暗闇でした。


創世記一章三〜五節「神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光と闇とを分けられた。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけられた」




地球の熱はやがて下がってきます。そうすると地球を覆っていた水蒸気は、少しずつ雨となって下に落ち、太陽の光が地表に届くようになります。
つまり地球に昼と夜が生まれたということになります。


●上の水=雲 下の水=海に分けられた!

創世記一章六〜七節「神はまた言われた、「水の間に大空があって、水と水とを分けよ」。そのようになった。神は大空を造って、大空の下の水と大空の上の水とを分けられた」


ここも創世記の不思議なところです。水蒸気だらけであった地球は、やがて上の水である雲と、下の水である海に分けられたのです。
創世記が伝説や神話だとしても、古代の人々がなぜこのようなことがわかったのでしょうか?


創世記一章九〜十節「神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。神はそのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた」


海と陸の誕生です。
科学的にも、海の水が水蒸気となって空に昇り雲になり、やがて陸が現れたのではないかと言われています。


創世記一章十一節「神はまた言われた、「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ」。そのようになった」


動物と植物が同時に生まれたとしているのではなく、植物が最初に出てきています。


創世記一章十六節「神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた」

ここでは宇宙目線ではなく、地上から空を見ているようです。つまり『大きい光』とは太陽、『小さい光』とは月のことであり、創世記によると、その後に星ができたことになっています。
これは、地上から見て、星が見える順番ということなのでしょう。


●生命は水から生まれた!

創世記一章二十〜二十一節「神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された」


創世記によると、動物はまず水の生き物から生まれます。次に鳥が生まれます。進化論では、生命は海から誕生し、やがて陸へ上がり、空へ飛びますが、ここはいささか違っているようです。ただ、最初の生命が水から生まれていることには着目してもよいでしょう。


●アダムとイブが食べた『善悪を知る木』とは?

次に神は、地の動物たちを創造し、最後に人間を創造します。

最初の人間はエデンの園といわれる楽園に住んでいました。

このエデンの園の中央には『善悪を知る木』、またの名を『禁断の実』を生えさせ、人間にこれを食べてはならないという掟をあたえます。

最初の人間はアダムと呼ばれる男、次の人間はイブという女でした。この2人は楽園で全裸で暮らしていましたが、恥ずかしくなかったと創世記に書かれています。

さて、アダムとイブがエデンの園で楽しく暮らしていると、まずはイブに蛇が近寄ってきて誘惑をします。この蛇とは悪魔サタンであるという人もいます。
蛇はイブに、神から禁じられている『善悪の知る木』を食べるように次のように言います。


創世記三章五〜六節「それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」





アダムとイブが『善悪を知る木』を食べると、どうなったでしょうか?


創世記三章七節「すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた」

ここに『ふたりの目が開け』と、あり、そしてふたりは、全裸でいることが恥ずかしくなり、性器を隠すようになります。これはどういうことなのでしょうか? 性器の露出を恥ずかしいと思っているのは動物界でも人間だけでしょう。
『善悪を知る木』は別の翻訳では『知識の木』などと訳されます。つまり、それまで人間は猿だったのではないでしょうか?
それが、この『善悪を知る木』を食べた途端に文字通り“覚醒”したのです。それも猿から人間へと覚醒したといってもいいのではないでしょうか?
もしかしたら、これは猿から人間への進化を表しているのかも知れません。
この直後、蛇の誘惑に負けたイブは神から次のようなことを言われます。


●産みの苦しみとは進化の結果ではないのか?

創世記三章十六節「つぎに女に言われた、わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む」


聖書によると、女性はこのときから妊娠と出産の苦しみという呪いを受けることになります。
妊娠と出産は人間が二足歩行をはじめたとき、難産になるように運命づけられました。
なぜかというと、人間は二足歩行になることにより、巨大な頭脳を持つことができましたが、頭部が異様に大きくなったため、出産時に難産になるように宿命づけられてしまったのです。

猿から人間への進化、知能を得る代償としての難産という宿命。

紀元前の時代に書かれた創世記は、ユダヤ人たちの神話や伝説をまとめたものとも言われ、進化論や現代科学とは大きく違っているとも言われます。

しかし見方によっては、このように進化論や現代科学的に見ても、まったく荒唐無稽な神話ということでも無さそうなのです。

それにしても、なぜ紀元前の人々がこのようなことを知っていたのでしょうか?
それともまったくの空想なのでしょうか?

もしかしたら彼らは、実際にその風景を見たか、あるいはその風景を見たどこかの誰かの話しを伝え聞いていたのかも…… 知れません……


(地球外知的生命体フォーラム会長 巨椋修(おぐらおさむ))


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