この前、友人とのメールのやりとりで、環境保護について話し合ったのである。
環境保護に力を入れている友人は、ゴルフ場建設に対して一言あり、つまり
「ゴルフ場を作るために、山を切り崩し自然を破壊している」
という。
同感である。
しかし、農業や牧畜も、大昔より山を切り崩し、自然を破壊してきた、もっとも自然破壊的産業なのである。
人はよく、田舎の田畑や、北海道の牧場などにいき
「自然はいいなあ」
などという。
これは、まったく違う。
逆に農家の人に失礼というものだ。
彼らは、原生林を伐採し、草花を雑草といって、駆逐したりして土から農耕や牧草向きに変化させてきたのである。
それも血の汗を流しながら、何代にも渡ってである。
ヨーロッパなど、農耕牧畜によって、ほぼ完全に原始林が壊滅してしまったくらいである。
しかし多くの人は、豊かな田畑や牛馬の群れる牧場を、自然破壊とは見ない。
そのために多くの野草や野生動物が絶滅してきたにもかかわらずだ。
いかに人間がご都合主義であろうかということがわかる。
オレはそれでもいいとも思っている。
人間が自然をいかに破壊しようと、また人間も地球に住む自然の生き物であるからだ。
環境破壊もまた、自然の摂理であると思っているのだ。
ちなみに、人間が原始状態の場合、地球上で適正な人口は、わずか一千万人であるらしい。
産業革命前の17世紀あたりだと5億人くらいらしいから、ホンキで自然を保護したければ、サクッと世界人口の60億人くらいを殺してしまえばいいということになる。
自然に優しくしたいのなら、それが一番なのだよ。
映画「地球が静止する日」ってのはそんな映画で、地球を守るためには、人類が余計だから、宇宙人が地球人類だけ地球から駆除しようとするお話し。
なんて書いていると、どこかの自然保護団体が、ホンキで大量虐殺をしそうだなあ……
いやマジで!
巨椋修(おぐらおさむ)拝