安倍首相が環太平洋連携協定(TPP)関係閣僚会議で、交渉参加に向けた米国との事前協議で合意したそうだ。
ぼくは元々、TPPには賛成派である。
理由は簡単で、日本国全体として、そうしたほうがお得だと思っているからだ。
そしてぼくが幕末ファンであり、坂本竜馬ファンであるからだ。
ただ、痛みをともなうことも事実であろう。
江戸時代から明治維新が起こり、明治時代が来たけれどそれは必ずしも江戸時代よりもいい時代であったとは思えないのと一緒である。
TPPとちょっとだけ似ているものが、幕末から明治維新の日本であろう。
幕末期、幕府も諸藩もほとんどすべてが“攘夷派”であった。
攘夷とは「夷敵(いてき・外国の敵)打ち払うべし」という意味で、鎖国をしている日本にとって、開国を求める外国はすべて敵であり、打ち払えというのが国論であった。
やがて、幕府は開国へと向かうが、それは外交をやっていたのが幕府のみであり、諸藩にはその情報がほとんどなく、幕府のみが開国するしか日本が生き残る道がないことを知っていたということでもある。
薩摩藩、長州藩といった過激な「尊皇攘夷藩」は、薩英戦争や馬関戦争で欧米列強に負けるまで、そのことがわからなかったのである。
そして、攘夷派と言われる過激派たちも、そのリーダーやエリートたちは実のところ「開国派」であった。だから徳川幕府を倒した直後、手の平を返したように開国したのだ。
攘夷派のリーダーやエリートたちが「攘夷」といい続けたのは、暗殺を避けるためや自分たちへの求心力がなくなると思っていただけで、鎖国のままでいいと思っているような人はほとんどいなかっただろう。
TPPもそれに近いのではないか?
TPPに反対している政治家たちも、おそらく実のところTPP推進派なのではないだろうか?
ただ明治維新のリーダーたちと違い、命を懸けているわけではないので、自分を支持してくれている有権者に「いや〜、多勢に無勢で〜、でもわたしはあなた方のために頑張ったんですよ〜、次の選挙もよろしく〜」と、いうためのパフォーマンスなのではないだろうか?
きっと坂本竜馬が現代にいたら「そりゃTPPぜよ〜」と言ったに違いない。
そして反対するのは……、近藤勇や新撰組あたりだろうか……(笑)
巨椋修(おぐらおさむ)拝
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