巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

再録富山奇10 小杉町 町長と会食

※これは10年前、自主映画「不登校の真実」を撮ったときの日記。

久しぶりに読んだら面白かったのでアップします。(笑)



小杉町に、向かう車に中でオレは思った。

オレたちが富山について





いまでちょうど24時間しかたっていないのだ。



あまりにも濃い24時間である。






小杉町に向かう車の中には、オレとアベ、テレビ局の撮影クルー以外に、ミヤカワ氏とS高校のK先生も同道してくださっている。

昨日から、ずっとお世話になりっぱなしで、申し訳ない気もするのだが、もしかしたら、もしかしたらK先生のホンネは、我々をダシにして、酒を飲みたかっただけという気もする。(笑)


やがて、オレたちを乗せた車は、小杉町のある日本料理屋に到着する。

しばらくすると町長も到着。町長と一緒に、県PTAの偉い人であるTさんもやってきた。

まずごあいさつをすませると、町長にインタビューの許可をいただく。

町長とTさんに対して、オレがいろいろと、不登校に対しての質問をぶつけて、答えをいただく。

それを、アベが撮影し、さらにアベが撮影しているところを、テレビ局のカメラマンが撮影をするという構図である。

小杉町では、子どもの人権・教育に、いろいろと取り組んでおり、その方法などを尋ねていく。

話しているうちに、県PTAのTさんが、昔サンボというロシアの格闘技の名選手であったことがわかった。

そういえば、昨日一緒に飲んだカメラマンの方は、東京で空手を修行していたというし、翌日には元プロボクサーという人を会うことになる。



どこまでいっても格闘技から、縁が切れないオレであった。



町長とTさんのインタビューは、着々と進み、やがて酒を飲みながらのインタビューとなっていく。

大いに盛り上がりながらも、インタビューが終了。

町長、Tさん、ありがとうございました。そういって解散かと思いきや、もう一軒行こうと町長に誘われる。

もはや酒に後ろを見せるわけにはいかない。

我々は、スナックに足を運ぶ。

そばらくすると、そこへ精神科医明橋大二先生という方がやってくる。

この明橋先生というのは、今回の映画の原作である『不登校の真実』で、引きこもりや不登校の少年たちについて、医者の立場から、いろいろとインタビューをさせていただいた先生である。

先生自身も、『なぜ生きる』や『輝ける子』という本を出版しており、それぞれ大変なベストセラーになっているような方なのだ。

それらのメンツで、またしても大盛り上がりに盛り上がり、富山奇行二日目の夜は深けていったのである。

そして気が付けば深夜一時を回っているではないか!!

我々はタクシーを呼んで、富山市内に戻ると、そこでもさらに数時間の飲み会が続くのである。



つづく