昨日のことだ。
護身術の練習にいったとき自転車で行ったのだよ。
普段は歩いて行っていたので帰りに自転車を忘れてしまった。
今朝になって鍵がないことに気が付き、マンションの駐輪場に確認に行くと自転車がない。
てっきり盗まれたと思った。
そこでまさかとは思ったのだが、昨日の練習場に置き忘れたのかと・・・
練習場に自転車で行った記憶はある。
しかし自転車に乗って帰った記憶はない。
でも頭の中では自転車で帰ったと思い込んでいる。
まさかと思って練習場の駐輪場に行くと、まさにそこに置き忘れていたのである。
記憶をたどると、うっすらと歩いて帰ってきた記憶がある。
ほとんど無意識のうちに、つまり普段の習慣通りの行動をしていたというわけだ。
我々は基本的に意識がありながら無意識の世界にいる。
意識があると思いながら、無意識に習慣通りの行動をしている。
習慣通りの行動だから、意識しない。
ゆえに記憶にも強く残らない。
人間の行動の9割以上は無意識で行われているという。
そういった意味で習慣というのは、ある意味怖ろしいね。
巨椋修(おぐらおさむ)拝