毎年この時期「戦争という悲劇を繰り返さない」といったことが話題になる。
そしてその内容は「当時の日本はバカでした」「日本はアメリカの被害者です」というものだ。
本当にそうか? そんな反省でいいのか?
その程度の反省なら、もし日本が米国より先に原爆を製作し、戦争に勝利していたら、みんな戦争を肯定しているんじゃないか?
戦争は人間の宿業のようなものだ。
ふと油断すると、ついついやってしまうものであり、巻き込まれたり、挑まれたりすることもあるとてもとてもやっかいな業病だ。
このやっかいな病を克服し続けるためにはどうしたらいいか。ぼくたちはもっと真剣に考えた方がいい。
巨椋修(おぐらおさむ)