酒井法子、田代まさし、ASKA、そして清原と覚せい剤に手をつけてしまう芸能人が後を絶たない。
田代まさしさんは、覚せい剤その他の犯罪で計8回も逮捕されている。覚せい剤等麻薬での逮捕は4回で、他はノゾキは交通違反であったが、おそらくこれらの犯罪も覚せい剤の影響であったと考えられている。田代さんは現在、薬物依存者の支援施設ダルクで更生に挑戦中、また同じように苦しんでいる人たちのために講演なども行っているという。
ASKAさんは、不明、一時はダルクにもいたらしい。しかしくわしいことは不明。一説には精神科に入院しているとも、していないとも。
酒井法子さんは、芸能化活動に復帰しているというが、大手メディアにはまだ出ていない。
おそらく覚せい剤で捕まった人のほとんどは、そのときは「もう二度と手を出すまい」と心に誓ったことであろう。
しかし覚せい剤の再犯はとても高いのだ。警察庁刑事局組織犯罪対策部薬 物 銃 器 対 策 課の『平 成 2 5 年 の薬 物 ・ 銃 器 情 勢』(確定値)によると、全薬物犯罪のうち覚せい剤が 84.2%を占めている。
84%というから、もうほとんどといっていい。
どんな人たちが関与しているのかというと、暴力団構成員等の検挙人員が過半数を占めているという。覚せい剤は暴力団の貴重な稼ぎの商品なのだ。もちろん、売人である暴力団員や暴力団とは関係ない売人自身も、多く場合、覚せい剤を使用しているいわれている。
では再犯率はどうなのだろう? ちょっとグラフを見て欲しい。
ごらんのように再犯率63%以上!
この再犯率63%以上というのは、あくまで捕まった人たちです。一度捕まり、知恵がついてしまった場合、より狡猾になり、捕まらずにいる可能性もあると考えられています。
再犯者とは結局覚せい剤をやめられなかった人のことですから、一度逮捕されたとしても、再度覚せい剤に手を出してしまう人は、さらに10〜20%はいるのではないでしょうか?
つまり63%+10%であれば73%の人が、20%であれば83%の人が覚せい剤を辞められていないということになります。
では年代別ではどうなっているのでしょう?
(参照引用:青少年問題から中高年の問題へ
ご覧の通り、まず若者の覚せい剤検挙が減っています。対して40代50代は横並びかもしくは増加。
これは中高年のほうが若者よりお金を持っていること。
90年代末の覚せい剤ブームのときから、やめられずに続けている可能性もあります。
●覚せい剤を続けるとどうなるのか?
・まず痩せる場合がとても多いといわれています。
ただ、それは女性や太った人が望む痩せるということと大いに違い、肌が衰えシワシワになり60代70代に見えるようになるといいます。
・歯が溶けてきます
覚せい剤は骨や歯を溶かします。よって歯が黒くぼろぼろになりやがてなくなってしまいます。骨が脆くなりちょっと転んだだけで骨折などをしやすくなります。
・幻覚・妄想が出てきます
統合失調症や精神疾患のような幻覚・被害妄想に苦しめられるようになります。
・気分の変調が激しくなります。
急に怒り出したり、
・脳機能が壊れてしまいます
覚せい剤は、一度手に染めてしまうと、1人での更生は不可能といわれています。
特に孤独な人、自己肯定感が低い人は手を出す可能性が高いといいますから、もし心当たりの方は即行で医療機関、もしくは警察や保健機関に相談にいってくださませ。
巨椋修(おぐらおさむ)