巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

珍説 竹取物語


むかしむかし、竹取の翁というじじいが、竹を取りにいったそうな。

そこに光る竹があり、じじいは鉈でもって、スッパリと竹を切ったら、竹の中には、3寸ほどのかわいい女の子がいたそうな……


て……、鉈でスッパリやって中に









血みどろのかぐや姫が、のたうちまわっていたなんてことにならなくて、本当に良かった!






んでもって、かぐや姫はわずか3年で、人間サイズに大きくなりました。








って、こんなに早く成長したら将来はゴジラ並になるかもしれない!







などとはノーテンキなじじばばは、考えもしませんでした。


そして大きくなったかぐや姫





スゲーフェロンモン女になってましたので、都のナンパヤローどもがほっておくわけがありませんでした。




ナンパヤローは全員いいところのぼんぼんでしたが、かぐや姫神田うの君島十和子よりもはるかに、ぜいたくな女だったので無理難題をいって男たちをからかっていました。


やがて噂はときの帝にも聞こえ、帝もなんとかコマしてやろうとたくらんだのですが








かぐや姫は帝とメールの交換だけして援助交際はしませんでした。













帝ですらスカされるのですから、ヤローどもは

イソップ童話

葡萄を取りそこなったキツネが、「あの葡萄はスッパイのだ」と、悔し紛れに決めつけたように






かぐや姫は、レズなのだ」







と、決めつけて溜飲を下げました。

ある15夜の月夜にかぐや姫のところへ、月よりの使者けっこう仮面がやってきました。

けっこう仮面がいいました。


「お前は、月の都で悪さをしたからこの辺境の地に島流しになったけど、刑期が終わったから月に帰ってもいいよ」


そんでもってかぐや姫は月に帰りましたとさ。




多少現代風にアレンジしてみましたが、だいたいこういうお話しであったと思います。





しかし……





かぐや姫は何の罪で、地球にやってきたのであろうか?





やっぱりオトコどもをたぶらかしていたのであろうか?





何にせよ……





かぐや姫は何かワルいことをやって地球にきたことだけは間違いないのである。





つまり…… 






かぐや姫は不良少女だったのだ!!





そして宇宙空間を旅するほどの文明の中で育ってきたのであれば、ときの帝、さえ振ってしまうのもわかる。





例えているなら、渋谷あたりでふらいている少女や暴走族のレディスが補導され、アマゾンかアフリカに流刑にあい、そのとき酋長や、若い衆から

「オラとヤラせるだ!」

と、口説かれているようなものなのである。

不良少女のかぐや姫


「ウゼーんだよ!」


と、思ったり無理難題をいうのもわかろうというものではないか!



そう考えると、月よりの使者が迎えにきたとき、かぐや姫がじじばばにこういい残して帰っていったに違いあるまい。


そして最後に



「後のことは夜露死苦!」



といって、去って行ったかどうかは定かではない。