巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

巨椋家家訓

巨椋家には代々伝わるありがたい家訓がある。



第一条、信用できるのは死んだ人間だけだ!
(死んだ人間は、殴りかかってきたり裏切ったりしないが、生きている人間は何をしでかすかわからないというロマンもクソもないリアルな教え)



第二条、幸運の女神の後頭部はハゲ!
(俗に『幸運の女神に後ろ髪はない』と言われており、チャンスがきたら迷わずに掴めというふうに解釈されているが、巨椋家では、一見、幸運の女神に微笑まれたように思っても、実は後頭部がハゲているかも知れないので、笑顔にだまされないように注意すべしという教え。
巨椋家では、幸運の女神を捕まえた場合でも、後背位はしないようにという教えもある)



第三条、女神も所詮は女よのお
(女神も所詮は女である。口説き落とすことは可能という希望の教え。
女神を落としたあと、ベッドの上でタバコをふかしながら「女神も所詮は女よのお」と、つぶやくのが作法)



第四条、腐った鯛は喰うな!
(『腐っても鯛』は嘘。腐った鯛を食べたらエライことになるぞという教え)



第五条、体は大人、心は子ども!
(とある少年探偵が、ことあるごとに「体は子ども、心は大人」と、叫んでいるのを聞いた巨椋家初代 修羅之介助平(しゅらのすけすけひら)が、聞きとがめ、

「そんな言葉は、ロリコン好きの変態しか喜ばないぞ!」

と、喝破し、少年探偵に「いいか、体は大人でも心は少年のままでいいんだよ」と諭した教え)



第六条、女王様は服を着ているじゃないか!
巨椋家初代 修羅之介助平(しゅらのすけすけひら)が、女王様から「服をお脱ぎ」と言われたときにいった言葉で、どんなに身分のある人間でも、裸になれば一緒という教え)





などなど、巨椋家には、実にありがたい家訓があるのである。