巨椋家家訓によると、「非常時には専門家を疑わない」というものがある。
これはどいういうことかと言うと、平時は疑ってもいいのだよ。
むしろ、平時には多いに疑うべきなのです。
平時だと、その説明を受ける時間がある。
裏を取るゆとりがある。
しかし非常時では専門家の説明の「裏をとることができない」
また、いくら説明を疑ったところで正しく判断し行動することなどできない。
説明を受けたところで、素人では正否は理解できない。
よって、「非常時には専門家を疑わない」
非常時に専門家を疑わないためには、平時において充分に疑って、説明を受け、信用を高めておかなければならないってことね。
そういう意味では、今回の地震で原子力発電所も政府も普段から信用がなかったから、より強く混乱が起こったわけね。
しかし、いまとなっては仕方がない。
もし複数の専門家が違った意見をいった場合、感情論や「こうなってほしいな」と思う希望論じゃなくて、より合理的に考えて合っている方を支持すればいい。
希望論を実現したいのなら、現実を認めて目的合理的に行動することだね。
わかりやすくいえば
「夢を実現するためには夢から醒めなければならない」
っていうことなんですよ。