巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

シャボン玉の話



シャボン玉とんだ 屋根までとんだ

屋根までとんで こわれて消えた

シャボン玉消えた とばずに消えた

生まれてすぐに こわれて消えた

風 風 吹くな シャボン玉とばそ





哀しい歌詞である。

この歌は,野口雨情という詩人が書いた作品で,我が子を病で亡くした悲しみから作られた詩であるという。


シャボン玉は子どもを意味し

こわれて消えるは、子どもの死を意味しているという

とばすに消えたとは、成長を前にして亡くなったという意味だ

この歌を聴いて……

この意味を知って……

哀しい気持ちにならない人は、どこか欠落してしているとしか思えない。


例えば、このオレ様のように、











シャボン玉とんだ 屋根までとんだ



屋根までとんで こわれて消えた
























屋根まで飛んで壊して逃げただぁ!?








「すげー、シャボン玉って意外に強ぇじゃん!!」










などと誤解をしていたわたしは、もうハッキリいって人間失格です(泣)。





(情けなくって泣きながらの)巨椋修(おぐらおさむ)拝