昨日、2月3日は日本国では「節分」という国民的行事の日であった。
「節分」、つまり「筋道を分断する」=「筋を通さないでいい」というお祭りである。
この日、日本人たちは皆、家庭内で日常では考えられない隠微な行いをする。
つまり、屈強な男性が鬼の役となり、婦女子から豆で打たれるという行事である。
「鬼は外」といいながら、普段弱者である妻や子どもが、父親に豆を投げつけるのだ。 母子家庭では、鬼の役は母親がやる。
「鬼は外ぉ!」ぴしぃぃっ!「いやぁぁ!」
「福は内ぃ!」ぱしぃぃッ! 「やめてぇぇ!」
というSMプレイが日本の一般家庭で行われるという奇習なのである。
また、「恵方巻」といって、黒くてぶっといもの噛み切らずにあむあむしながら食べるという奇習もさかんに行われている。
この奇妙な食べ方は、成人女性のみならず、年端もいかない少女、あるいは少年までもがやらされるというのだ。
熱心なクリスチャンであるわたしには信じられない風習である。
現代の日本における性の乱れは、このような風習によるものであろう。
しかし、日本人たちはこれらの風習を嫌がりもせず、喜んでやっているというのは、大らかといえば大らかなのであろう。