ルミネ・ザ・よしもとなるところで「吉本新喜劇」なるものを観てきたよ。
新劇とも小劇場とも違う独特の間合いの中、
「ああ、これに出ている人はみんなプロッフェッショナルなお笑い芸人さんたちなのだなあ」
と、いたく感動。
正直、まじめくさった演劇論とか舞台芸術論とかをのたまわっている役者は、彼らに軽く負けてる。
ひょっとしたら、彼らは明治以前の「歌舞伎」のような本当の大衆演劇を継承している人たちなのかも知れない。
歌舞伎が「日本文化」とか「芸術」とか言われるようになったときに置き忘れてしまったのかも知れない「何か」を大阪やあるいは他の地方の大衆演劇は受け継いで……、あるいは育んできたのかも知れない。
話しやストーリーに無理があってもいい、下品でもいい、アドリブがあってもいい、しかし確実にお客さんを笑わせ感動させる。
それが大衆演劇なのであろうよ。
大いに楽しみ、そして勉強になりました。
もし、「新喜劇」をバカにしているような新劇の役者や、お笑い芸人をやっている人は、一度その舞台を踏んでみればいいのだ。
ほとんど方は、何もできないであろうよ。
あるいはみんなに手加減されて、うまく出来るかもしれないがね。
まあ、みんながんばってほしいなあ、ぼくもがんばる。
誘ってくれた窪田あつこさん、ありがとうございました。
帰りは友人たちと一献。
この飲み会もおもしろかったよ。
ただ酔いどれるんじゃなくてね、参加者のみなさんから、いろいろな意見や人生訓まで聞けてね。
しかもほとんどが知らない人ばかりで、新しい出会いがうれしかったですよ。
笑いは狂気。
愛も狂気。
人情ですら狂気。
ぼくも次に何か作りたいと思っています。
みんな応援してくれたまえ。
それにしても、きょうはおもしろかったよ。
いい一日でした。
みんなみんな愛してるぜ。
巨椋修(おぐらおさむ)拝