巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

ぼくは「愛国者」を自称している人が信じられない

ぼくは、朝鮮や中国をひたすら貶め軽侮することを「正義」と思っている「愛国者」と称する人が、本当にわが国を愛しているとは思えないのだよ。


20世紀後半、彼らと同じような思考回路の人たちがいた。


進歩的知識人とか、市民運動家とかいわれ、「平和と平等の市民運動」をしていた人だ。


どちらも何か嘘っぽくて、なおかつヒステリックで好きになれないのだ。


民主党が政権をとってから、一部の人たちは民主党を「ミンス」と蔑称を使う人がいる。

日本を代表する与党に対し、蔑称を使う人が愛国者であると思えない。


それはマスコミを「マスゴミ」と蔑称する人と、政治にや行政、情報についてホンキで語り合う気になれない。


ゴミのような情報を流すのもマスコミだ。同時に命がけで情報を流しているジャーナリストもいるのも事実だ。

どうもマスコミを「マスゴミ」という人の言い分を聞いていると、自分たちの都合のいい情報しか聞かず読まず、その結果いい加減なマスコミ情報に流されている人たちとしか思えない。


もちろん、ぼく自身も、リテラシー能力が高いとは思っていない。

いまの時代、すべての人は『情報弱者』にならざるをえないのだ。


そういえば、いまさらだけど韓流ドラマを多く放送した某民放にデモした自称愛国者の人たちがいた。

その人たちは韓国のドラマを偏重して流したとされる放送局が許せないらしいのだけど、同様にアメリカのドラマを多く放送しているNHKとかでデモををする気はないようだ。

韓国とアメリカでは、あきらかにアメリカが日本を思想的にも文化的にも支配してきており、

日本から大金を巻き上げ

実質的に内政干渉を繰り返し

原発まで買わされたりしているにもかかわらず、自称愛国者はNHKの前でデモをしようとはしない。

たぶん、某民放の前でデモをした人たちは、本当は愛国者でも何でもなく、ただ気に入らないとか、韓国や中国が嫌いとかいう程度の人たちなんだろうなあ。

そんなわけで、最近ぼくは「愛国者」を自称している人が信じられなくなってきているのだ