巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

幽霊はいるか?



幽霊について語る前に、【幽霊とは何か】を定義付けしておこうと思います。

この文において、幽霊とは

【死者のたましい。亡魂。死後さまよっている霊魂。恨みや未練を訴えるために、この世に姿を現すとされるもの】(参考;大字泉より)

と、しておきましょう。

幽霊が実在すると考えた場合、いくつかの素朴な疑問が浮かびます。

1、幽霊に意識や思いがあるのか?

2、あるとしたら幽霊の脳はどのような仕組みになっているのか?

3、幽霊の内臓や神経はどうなっているのか?

4、なぜ目撃譚によると、なぜか服装を着ている場合が多いが幽霊に服装は必要なのか?


などなどなどなど・・・


しかし幽霊などないといってしまうと、話しがおもしろくないので【幽霊は在る】と仮定して話をすすめましょう。

【在る】と考えた場合、どこかに(例えばあの世)に実体があって幽霊はその姿を投影してるのか?

あるいは、幽霊は実体ではなく死者の【思い】のようなものが投影されているだけなのか?

あるいは【幽体】とか【霊体】のようなものがあり、その幽体の内部では脳活動等が行なわれているのか?

などなどなどなど、いろいろと考えられます。


しかし個人的に1番納得がいくのが、

【幽霊は存在はするが実在はしない 】

というもの。


つまりは脳内幽霊。

個人の脳の中で幽霊を見たり感じたりするというもの。

いってみれば、統合失調症というのは、よく【幻聴】などを聞く病気なのですけど、そういった人たちは、確実に脳の中で誰かの声を聞いていて、決して嘘をいっているわけじゃない。

でも、他人には聞こえないし、どんな計測器を使ってもその音を拾うことはできないというのと同じではないかと、ぼくはいまのところそう考えています。


でも疑問に感じることはね。

統合失調症とかではなくて、いわゆる自称霊能者という人が、一枚の心霊写真を一目みて、幽霊がその写真に写った理由とか、その写った幽霊が生前どんな人であったかということを。ぺらぺらと喋ったりすころがテレビとかであるじゃない。


普通、生きている人の写真だって、写真一枚を見ただけで、その人の人生とかってわからないよ。(笑)

特に見知らぬ人の場合は余計にそう。

それなのに、一目みただけで、「これは怨みをもっています」とか「これは害がありません」なんてのは、自称霊能者なる人が、勝手に想像して喋っているか、わかったつもりになっているか、あるいは適当に嘘をいっているということだね。


ちなみに、ぼく自身の経験で、自称霊能者の人に、ぼくに取り憑いている霊魂について、同じ人に何度か聞いたことがあるのだけど、全部違うのね。そのときどきで。(苦笑)

まあ、その人がぼくに何を言ったのか忘れた頃にわざと聞いているわけだけどね。
(我ながら人が悪いな……(苦笑))


また、ある霊能者は人の未来も過去の見えるそうなのだけど、会うたびに未来が違うのね。

ちなみにぼくの過去については、当たった試しがない。(苦笑)

そんな自称霊能者に、【幽霊は在る】っていわれても・・・、ちょっと・・・ねえ。(苦笑)