賢明なる読者諸君はもうすでにおわかりのことと思うが、男性にあって女性にない臓器のひとつに金玉というものがある。
とても大切なものなので、金の玉と書くのだが、おそらく多くの読者諸君は、この畏れ多くもありがたい臓器を、気安く
「キンタマ」
などと呼んではいないだろうか?
このバチあたりめがっ!!
畏れ多くもありがたい臓器であるのあるから、当然呼び方も厳粛であるべきである!
いいかね諸君!
きょうから、金玉のことは
「きんぎょく」
と発音するように!!
さて、女性諸君は知らないかも知れないが、このきんぎょくをよっく観察しているとだな。
ゆっくりと動くのだよ。
きんぎょくというのは、二玉(にぎょく)あるのだが、必ずどちらか一方が下、一方が上という風に、ブラ下がっているのだ。
これは、温度の調節とか、あるいは二つ同列に並んでいると、お互いにぶつかってしまいイタイイタイになるからであると考えられている。
吾輩がそのことに気付いたのは、小学生のときであったが、妙な感動があったものだ。
まだ、きんぎょくが動いているシーンを観たことがない人は、じっくりと観察するように。
女性の方は、カレシのきんぎょくをじっくりと観察させていただきなさい。
妙に感動するから!
そしてかしわ手を打って拝むように!
カレシがいないという女性は、特別に吾輩のをご覧に入れてもよいよ。
吾輩は親切な男であるからな。
ただし、きんぎょくを観せてもらった女性はお返しに、おまんたを……
ごふぅぅッ(吐血!)