ロイターによると、「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(69)は、天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、死後の世界があるとの考えを否定した。16日付の英紙ガーディアンに掲載されたインタビューで述べた。
ちょうど「ホーキング、宇宙を語る」を古本屋で買ったばかりである。
買ったばかりだから読んでいない。
死後の世界を語る人のほとんどは
「信じる・信じない」
という言葉を使う。
「信じる」という言葉は、半信半疑の人の常套句で、「信じる」という言葉を使う人は、心の底では疑っていると表明していると思ってよろしい。
なぜか?
人は、確信しているモノに対して「信じる」なんていわないのだ。
「世の中に空気が在るって信じています」なんていう人はいない。あると確信しているから。
「世の中に電気が在るって信じています」なんていう人はいない。あると確信しているから。
でも、「神を信じています」「霊魂を信じています」という人は多い。どこか疑っているから。
「天国も死後の世界もない“と、信じている”」
などと、中途半端なものの言い方をしていないのだ。
彼は「ない」と、確信している。
それは多くの人が「電気がある」と確信していると同じくらい確信しているんだね。
そこが
「あると信じている」
と、主張する人との差。
「あると信じている」という人は、言い切っていないもの。
だから「信じている」なんていう人がいたら、この人自身は半信半疑なんだなあって思えばよろしい。
異性から「信じています」って言われても一緒。
これは「疑ってます」っていう意味なんだけど、それに反論してはならない。
人間の感情はロジックでは解き明かせないのだから。
by巨椋修(おぐらおさむ)