予知能力者と称する人や、霊能力者。占い師と称する人で地震について警告した人はいない。
(せいぜい、クジラが座礁した話しくらいだけど、これは霊能とかとは違う質のものだ)
そしておそらくこれから【後追い】で、そういった【自称】霊能者や予知能力者が出てくることであろうよ。
また、そういった人が、この地震をネタして
「実は、地震の数日前に……」
とか
「実は……」系怪談を作ったりすることになるであろうが、できるならやめてほしいものだ。
神戸出身者として、リアルな悲劇、リアルな大震災を娯楽怪談として聞くのは、実に腹立たしいことなのだよ。
実際、それを語っている人の耳元で「その話し、やめないと怒るよ」と、ささやいたことがあるくらいだ。
ぼくはこれまで、実際の被害者の人が、その悲劇を【おもしろおかしく】怪談などにしたのを観た事も聴いたこともない。
すべてが、ほとんど無関係の人が、そういったリアル悲劇をネタにしているのだよ。
そして、そういったことを語る人の特徴として
「自分のことには、ささいはことでも敏感。しかし他人の痛みは感じない」
という傾向もあるようなのだよ。
ちょっとは他人の痛みも感じろよ!!
って思うことは、ホントにときどきあるよ。
自分も物書きのはしくれとして、心しておこうと思う。