巨椋修(おぐらおさむ)の新世界

作家・漫画家 巨椋修(おぐらおさむ)のブログ。連絡先は osaogu@yahoo.co.jp

浦島太郎って……

浦島太郎って御話がございます。


あの話しは、まず漁村の子どもたちに亀がいじめられている。この亀を太朗が助けるのですが、ここまではいいでしょう。

わたしだって、クソガキどもが、街で犬や猫をいじめていたら


「こらあっ、弱いものイジメをするんじゃない! そんなことする子は、天が許してもこのおいちゃんが許さん! 罰としてポケットのお小遣いを全部わたしなさい!!」


といって、正義のために助けるかもしれない。



太朗の場合、報酬は銭ではなく亀の背に乗って、龍宮城へと向かうのありました。


龍宮城は海中にあるイメージだから、本当ならここで


「なんで太郎は溺死しねぇんだ?」


とツッコミたくなるが、そのことは気にしないで置くことにしましょう。

大体、亀が喋るだけでのおかしいのです。


わたしなら、そっこく捕獲して見世物にしますが、太郎はそうしませんでした。


龍宮城に行けば、亀を見世物にする以上の利益があると踏んだのでしょう。

太郎はまんまと龍宮城へゆき、乙姫の接待を受けます。

2人の前で、「鯛やヒラメが舞い踊り」ます。

わたしの疑問はこのとき2人は












いったい何を喰っとったんやぁぁぁ???















と、いうものです。

たぶん、鯛やヒラメを目の前で舞い躍らせながら、たぶん……













鯛やヒラメのお刺身とか……






鯛やヒラメの踊り喰いとか……






スプラッタです。







残酷すぎます。











でもわたしは乙姫と太郎は、絶対、海草サラダに舌づつみを打っていたとは思えません。



やっぱり龍宮のご馳走は、海鮮料理でしょう。








文字通り


鯛やヒラメの踊り喰いです!!







太郎も嫌いではないはずです。





だって太郎の職業は漁師。


どんな絵本だって浦島太郎は、しっかり釣り竿と魚篭をもっているくらいなのです!!





ああ……



昔話って本当に残酷です。



よい子は昔話なんて読んじゃだめですよ。