最近、仕事に実が入らないのだ。
その分よけいなことを考えたりするのである。
例えばアンパンマンが実在していると……、と考える。
こわいぜぇ〜。
まずアンパンマンは、おなかが空いた人に自分の顔を喰わせるんだぜ。
例えばだ。
オレが仲間と一緒に戦争に行って弱っていたとしょう。
友人がいう。
「おぐらくん、お腹が空いたのかい? じゃあぼくの顔を食べなよ」
そういって友人は持っているナイフで自分の生首を斬りとってオレの渡すのだよ。
喰えない。
喰えません。
そもそもアンパンマンは人なのであろうか?
あの頭部は……、子ども達に喰わせるだけあってただのアンパンなのであろう。
するとアンパンマンの頭脳はどこにあるのであろうか?
多分、アンパンマンには首はないから胸のあたりにあり、顔と思っている部分はただのアンパンなのであろう。
では、あの表情はなんなんであろうか?
おそらくは何らかの方法で映画のように表情を投影しているのかも知れない。
それならいたいけな子ども達がアンパンマンの顔をもりもり食べることにも納得がいく。
では、アンパンマンの実体は、小さな人がアンパンマンスーツのような一種モビルスーツを着用して活躍しているのであろうか?
いや、どうもそうではない。
どうもアンパンマンは、ジャムおじさんが作ったロボットなのだ。
アンパンマン、カレーパンマン、食パンマンがロボットだとしても、他の登場人物などうなのだろう?
あのアニメにはいろいろな食材が擬人化されて出てくるのだ。
おそらくパン系統はジャムおじさんが作り、和食系統は和の料理人が、洋食系は洋食のコックがそれぞれのロボットを作っているのであろう。
まてよ……
アンパンマンは自分の顔を子ども達に喰わせるのである。
と、いうことはアンパンマンの顔は、いつも新鮮でなければならない。
おそらくジャムおじさんは、週に1回はのアンパンマンの顔を作っているのであろう。
そうでなければ、お腹が空いた子ども達に賞味期限の過ぎたアンパンを食べさせることになるからだ。
問題はアンパンマンの賞味期限が切れた顔面をどうするかだ。
生ゴミの日にだすのであろうか?
家畜の飼料にするのであろうか?
否、いちパン屋がそんな無駄なことはするまい。
そもそもアンパンマンは水に弱い。
顔に水がかかると
「顔が汚れて力がでない〜」
と、いつもいっているではないか!
そもそもお腹が空いた子どもに生首を喰わすのだから、アンパンマンの顔面は清潔であってほしいものだ。
結論